ソニー、DLNA対応、ウォークマン専用転送ポート搭載のHDDコンポ3機種
PCを使わずに、CD、ラジオ、アナログ入力、音楽ダウンロードなどから内蔵HDDに楽曲を保存できる。CDからHDDには、最速約16倍速で録音が可能。「NAS-M95HD」「NAS-M75HD」はMD部も備え、MDからHDDには最速約20倍速で録音できる。録音フォーマットはMP3、ATRAC、リニアPCM。
あらかじめ本体内には約35万アルバムの楽曲情報を内蔵しており、HDDへ楽曲録音時にアルバム名、アーティスト名、タイトルを自動で入力する。インターネットに接続している場合は最新の楽曲情報も取得可能。楽曲情報の入っていないMDやアナログ音源でも波形データから曲を識別し、タイトルを自動で入力する。
HDDに貯めた音楽を独自の「12音解析」で最大29チャンネルに分類し、「おはようタイム」や「ウォーク」などの気分や雰囲気、時間帯に合わせた曲を自動的に選択する「おまかせチャンネル」機能を搭載。新たに春、夏、クリスマスなど季節によって変わる「季節のチャンネル」を追加した。また、「アーティスト」「年代」「ムード」「アルバム」の4種類の「MIXチャンネル」ボタンを押すと、再生中の曲と関連性の高い曲を自動で連続再生する。
同社製携帯オーディオ「ウォークマン」専用の転送ポート「WM-PORT」も搭載し、USBケーブルを使わず、ウォークマンを直接差し込むだけでHDDに取り込んだ楽曲を高速で転送できる。接続したウォークマンを充電したり、「おまかせチャンネル」で分類したチャンネルを、プレイリストにしてウォークマンに転送することも可能。
HDD容量と最大出力は、MD対応の最上位モデル「NAS-M95HD」が250GBで26W+26W、MD対応の「NAS-M75HD」とMD非対応の「NAS-D55HD」は80GBで20W+20W。また「NAS-D55HD」のみ、ホワイト、ピンク、ブラックの3色のカラーバリエーションモデルを用意する。
価格はオープン。実勢価格は「NAS-M95HD」が12万円前後、「NAS-M75HD」が8万円前後、「NAS-D55HD」が6万円前後の見込み。
同時に、IEEE802.11b/gに準拠した無線LANを内蔵し、DLNA対応の「ネットジューク」やその他のDLNA対応機器に貯めた音楽を楽しめるワイヤレスプレーヤー「NAS-C5」を11月21日に発売すると発表した。再生可能な音楽ファイルはMP3、ATRAC、WMA、リニアPCM、実用最大出力は10W+10W。価格はオープンで、実勢価格は3万円前後の見込み。
ソニー=http://www.sony.co.jp/
「NAS-M95HD」=http://www.sony.jp/products/systemstereo/M95HD.html
「NAS-M75HD」=http://www.sony.jp/products/systemstereo/M75HD.html
「NAS-D55HD」=http://www.sony.jp/products/systemstereo/D55HD.html
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