タカラトミー、アーティスト気分が味わえる入門トイカメラ「TOLNE」
トイカメラは、撮影した写真がピンボケしていたり、光量が足りずに暗くなったりなど、高性能なカメラと比べて不完全な要素を持っているが、そこが逆に「味わい深い描写」や「予測と違う意外性のある写真が撮れる」などと評価され、20代の女性を中心に人気が高まっている。
「TOLNE」は、従来のトイカメラの魅力を生かしながら、ストロボを内蔵するなど使いやすくし、フィルターによる多彩な撮影機能など工夫を凝らした。本体サイズは幅125×高さ900×奥行き600mm。カラーはグリーン、ブラック、ブルー、ピンクの4色。
ストロボ付きのカメラ本体に加え、撮影効果の違う3種類のレンズフィルターと、フィルム装填時にカメラ内部に装着する内部フィルター(コンタクト)を付属。デシタルカメラとは異なる、プラスチックレンズ特有の柔らかい雰囲気の画像が特徴で、フィルムの手動巻き上げを生かした重ね撮りや、シャッタースピードを調節することによる残像の撮影、フィルターを装着しての撮影など、独創的な写真を簡単に撮ることができる。
レンズフィルターは、霧がかかったような柔らかい質感で描写する「フォグ」、反射を利用して3つの像を1枚のフィルムに写し出す「トリプル」、全体的な色味をセピア色に変化させる「セピア」の3種類。内部フィルターは、フィルムの1コマと同サイズのプラスティック板をフィルムの上に直接かぶせるような形でカメラ内部に取り付けることで、文字や縁のデザインを写真に写しこむことができる。別売りのフィルターセットを使えば、さらに多彩な表現が可能で、今後、専用魚眼フィルターや周辺パーツなども発売する予定。
タカラトミー=http://www.takaratomy.co.jp/
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