キヤノン、電源投入後すぐに使える白色LED採用のCCD搭載スキャナなど2機種

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2007/08/24 12:52

 キヤノンは8月23日、フラットベッドスキャナ「CanoScanシリーズ」で、CCDタイプの「CanoScan8800F」と、CIS(コンタクトイメージセンサー)タイプの「CanoScan LiDE 90」の2機種を8月30日に発売すると発表した。価格はオープンで、実勢価格は「8800F」が2万6000円前後、「LiDE 90」が1万円前後の見込み。

 「CanoScan 8800F」は、同シリーズの最上位モデルで、解像度は4800dpi。広い階調が認識でき、高い色再現性を実現する48bitの入出力で高精細スキャンを高速に行う。CCD搭載モデルで初めて光源に白色LEDを採用し、電源投入後すぐにスキャンを開始できるウォームアップレスを実現。また、センサー内におけるデータ処理方法の改良で、A4カラー原稿を約7秒で読み取ることが可能になった。35mmフィルムの12コマ連続スキャンやブローニーフィルム(最大6×22cm)の読み取りも可能。

 「CanoScan LiDE 90」は、USBバスパワー駆動の薄型エントリーモデル。駆動部の変更により動作時の静音化と本体のさらなる小型化を実現した。解像度は2400dpiで、A4カラー原稿を約14秒で読み取ることができる。付属のスタンドを使用すれば、立て置きスキャンにも対応する。

 このほか2製品に共通の特徴として、スキャナ本体にコピーなどの使用頻度の高い機能をワンタッチで行える「EZ ボタン」を配置。「8800F」は7つ、「LiDE 90」は4つ搭載する。また、スキャンの実行や、JPEGやPDFファイルのサムネイル表示に加えて、画像の補正/加工やPDF編集が行える新開発の入力統合ソフト「MP Navigator EX」が付属する。