キヤノン、有効1010万画素の中級デジ一眼「EOS 40D」とプロ用「Mark III」
キヤノンは8月20日、中級者向けのデジタル一眼レフカメラ「EOS 40D」を8月31日から順次発売すると発表した。「EOS 30D」の後継機種で、画素数を増やしたほか、高速連写機能を向上させた。
有効1010万画素のASP-CサイズCMOSセンサーと高い階調表現やノイズ低減機能を持つ画像処理回路「DIGIC III」を搭載。ノイズはISO100-1600の幅広い感度で抑えることができる。シャッタースピードは最高約1/8000秒。
シャッター用とミラー用にそれぞれ専用モーターを搭載することで、約6.5コマ/秒で約75枚と「EOSシリーズでは最大の連写機能」(真栄田雅也・キヤノン取締役イメージコミュニケーション事業本部長)を実現したという。
新開発の全点で高精度なクロス測距を行う9点AFのオートフォーカス機能や倍率約0.95倍の新設計ファインダーの搭載など、カメラとしての基本性能も大幅に向上させた。シャッタースピードは最高約1/8000秒で、約10万回の作動にも耐えることができるのシャッターユニットを採用した。
ゴミ防止・除去機能「EOS Integrated Cleaning System」を装備。デジタル一眼レフカメラのセンサーに対するゴミの発生や付着を抑えるようにした。また、ゴミが付いた場合でも超音波振動で振るい落とすクリーニング機能も盛り込んだ。
モニターは約23万画素の3.0型の大型液晶。リアルタイムの画像をモニターで確認しながら撮影できる「ライブビュー撮影」を搭載。ライブビュー機能では視野率100%の表示が可能で、5倍/10倍に拡大しても正確なピント合わせが行える。
記録媒体はコンパクトフラッシュ、マイクロドライブ。電源は専用のバッテリーパックを使用し、ストロボ撮影なしの場合で1100枚の撮影が可能。サイズは幅145.5×高さ107.8×735.mm。重さは約740g。
価格はオープン。実勢価格は、ボディ単体で15万円前後、焦点距離が18-55mmのデジタル一眼専用ズームレンズ「EF-S18-55 IS」のレンズキットが17万円前後、17-85mmのデジタル一眼専用ズームレンズ「EF-S17-85 IS U」のレンズキットが20万円前後の見込み。
撮影した画像を無線/有線LANを通してサーバーやパソコンへ転送できる「ワイヤレストランスミッター WFT-E3」も8月31日に発売する。価格は10万円。
同時に、有効画素数約2110万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載したプロ向けのデジタル一眼レフカメラ「EOS-1Ds Mark III」も発表した。11月下旬に発売する。価格はオープン。
1秒あたり約5コマの連写とJPEG・ラージで約56枚、RAWで約12枚の連続撮影が可能。「DIGIC III」を2個搭載した「デュアル DIGIC III」を採用することで、従来機種の約4倍の高速処理を実現した。
キヤノンでは「EOS 40D」を中級機の一眼レフ市場拡大の起爆剤となる機種ととらえ、団塊の世代をターゲットに同クラスでは初の大規模なキャンペーンを実施する。イメージキャラクターには、俳優の渡辺謙さんを起用。「社内一致で、5秒で決定した」(芦沢光二専務取締役)という。自身もEOSユーザーという渡辺さんは発表会にも登場し、「進化というよりは違う次元に行っているカメラで、自分の歴史を刻んでいけるカメラ」と新製品の感想を話した。
デジタル一眼レフ市場では「D40X」などの初心者向け機種で攻勢をかけるニコンの優勢が続いているが、会見で芦澤光二・キヤノンマーケティングジャパン専務は「前半戦ではニコンに負けたが、後半は競馬でいう“まくり”の年。ニコンとの競争で市場を拡大して、今年後半には50%以上のシェアをとる」と意気込みを述べた。
有効1010万画素のASP-CサイズCMOSセンサーと高い階調表現やノイズ低減機能を持つ画像処理回路「DIGIC III」を搭載。ノイズはISO100-1600の幅広い感度で抑えることができる。シャッタースピードは最高約1/8000秒。
シャッター用とミラー用にそれぞれ専用モーターを搭載することで、約6.5コマ/秒で約75枚と「EOSシリーズでは最大の連写機能」(真栄田雅也・キヤノン取締役イメージコミュニケーション事業本部長)を実現したという。
新開発の全点で高精度なクロス測距を行う9点AFのオートフォーカス機能や倍率約0.95倍の新設計ファインダーの搭載など、カメラとしての基本性能も大幅に向上させた。シャッタースピードは最高約1/8000秒で、約10万回の作動にも耐えることができるのシャッターユニットを採用した。
ゴミ防止・除去機能「EOS Integrated Cleaning System」を装備。デジタル一眼レフカメラのセンサーに対するゴミの発生や付着を抑えるようにした。また、ゴミが付いた場合でも超音波振動で振るい落とすクリーニング機能も盛り込んだ。
モニターは約23万画素の3.0型の大型液晶。リアルタイムの画像をモニターで確認しながら撮影できる「ライブビュー撮影」を搭載。ライブビュー機能では視野率100%の表示が可能で、5倍/10倍に拡大しても正確なピント合わせが行える。
記録媒体はコンパクトフラッシュ、マイクロドライブ。電源は専用のバッテリーパックを使用し、ストロボ撮影なしの場合で1100枚の撮影が可能。サイズは幅145.5×高さ107.8×735.mm。重さは約740g。
価格はオープン。実勢価格は、ボディ単体で15万円前後、焦点距離が18-55mmのデジタル一眼専用ズームレンズ「EF-S18-55 IS」のレンズキットが17万円前後、17-85mmのデジタル一眼専用ズームレンズ「EF-S17-85 IS U」のレンズキットが20万円前後の見込み。
撮影した画像を無線/有線LANを通してサーバーやパソコンへ転送できる「ワイヤレストランスミッター WFT-E3」も8月31日に発売する。価格は10万円。
同時に、有効画素数約2110万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載したプロ向けのデジタル一眼レフカメラ「EOS-1Ds Mark III」も発表した。11月下旬に発売する。価格はオープン。
1秒あたり約5コマの連写とJPEG・ラージで約56枚、RAWで約12枚の連続撮影が可能。「DIGIC III」を2個搭載した「デュアル DIGIC III」を採用することで、従来機種の約4倍の高速処理を実現した。
キヤノンでは「EOS 40D」を中級機の一眼レフ市場拡大の起爆剤となる機種ととらえ、団塊の世代をターゲットに同クラスでは初の大規模なキャンペーンを実施する。イメージキャラクターには、俳優の渡辺謙さんを起用。「社内一致で、5秒で決定した」(芦沢光二専務取締役)という。自身もEOSユーザーという渡辺さんは発表会にも登場し、「進化というよりは違う次元に行っているカメラで、自分の歴史を刻んでいけるカメラ」と新製品の感想を話した。
デジタル一眼レフ市場では「D40X」などの初心者向け機種で攻勢をかけるニコンの優勢が続いているが、会見で芦澤光二・キヤノンマーケティングジャパン専務は「前半戦ではニコンに負けたが、後半は競馬でいう“まくり”の年。ニコンとの競争で市場を拡大して、今年後半には50%以上のシェアをとる」と意気込みを述べた。