ラオックス、60億円で「ザ・コンピュータ館」を売却、帳簿価格の約1.6倍
ラオックス(山下巌社長)は8月14日、千代田区・秋葉原の旗艦店「ザ・コンピュータ館」を不動産会社のアイ・キャピタルエステートに60億2100万円で売却したと発表した。帳簿価格は36億1300万円。8月10日に売却を完了しており、同社では08年3月期中間期で売買手数料を控除した21億3000万円の特別利益を計上。有利子負債完済の原資に充てる。
ラオックスは赤字体質の脱却を目指し、これまでも役員体制の刷新や固定資産の譲渡で有利子負債の圧縮を進め、経営基盤の強化を図ってきた。その総仕上げとして8月には「ザ・コン館」の売却に踏み切った。ラオックスでは「ザ・コン館」の売却することで、08年3月期中に有利子負債を完済するめどが立ったとしている。
「ザ・コンピュータ館」は、秋葉原電気街で屈指の大型コンピュータ専門店として90年4月にオープン。当時まだ珍しかった「パソコン関連商品だけの大型店舗」で人気を集めた。その後、Windows 95の発売やインターネットの爆発的な普及に伴うパソコンの需要増で黄金期を迎えたが、最近は大手家電量販店との価格競争で厳しい状況が続いていた。
ラオックス=http://www.laox.co.jp/
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ラオックス=http://www.laox.co.jp/
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