日立、小型で持ち運び可能な360度立体映像ディスプレイ技術
構造は、液晶ディスプレイの画面上に多角錐形の鏡を逆さまに置いたもの。複数方向から撮影した被写体の映像を、一枚の画像に合成して液晶ディスプレイに表示し、その映像を多角錐形の鏡を通して見ると、まるで目の前に物体があるような立体映像を見ることができる。
同技術を用いることで、顧客先で商品デザインを立体映像で紹介することができるほか、学校の授業の一環として、博物館や美術館などの展示物を立体映像で観賞することも可能。すでに日立が開発済みの撮影システムと併用することで、収集品を立体映像でデータベース化できるようになる。
今回、12型の液晶ディスプレイを用いて、12方向からの映像を映し出せる装置を試作したところ、映像の表示サイズ幅2×高さ4cmで、360度回り込んで立体映像を見ることができたという。ディスプレイ装置のサイズは幅20×奥行き20cm×高さ10cm、重さ約1kgで、持ち運んで利用することが可能。
日立製作所=http://www.hitachi.co.jp/
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