講談社とMBJ、2045年の近未来を舞台にした携帯向けオリジナル音声ドラマ

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2007/08/07 15:51

 講談社と電子出版流通支援サービス「MBJプラットフォーム」を展開するモバイルブック・ジェーピー(MBJ、野村虎之進社長)は8月6日、共同でオリジナル音声ドラマ「ギートステイト アンソロジー」を制作し、主に携帯電話向け電子書店で9月から配信すると発表した。

 「ギートステイト アンソロジー」は、批評家・東浩紀氏が未来構想を担当し、小説家・桜坂洋氏がその構想を物語としてアウトプットする未来学エンターテインメント「ギートステイト」をベースに、両氏がその世界観を生かした新たなストーリーをアンソロジー形式で書き起こしたオリジナル音声ドラマ。制作は、ドラマCD「ひぐらしのなく頃に」シリーズや「半分の月がのぼる空」シリーズなどを手がけたWAYUTAが担当。キャストには人気声優を起用し、MBJプラットフォームを通じて配信する。

 舞台は2045年の日本。「ギートステイト」本編の舞台の南関東州から少し離れたところに住む、高屋しずる、かのん、あえら、ひぐらの四姉妹の目線を通じて、未来のレジャー施設、より観光地化した古い街並、夢などが語られる。ストーリーは、「ギートステイト」の連載などを通じて、徐々に明らかになる予定。

 「ギートステイト」は、従来のメディアからネット上の掲示板やブログなど広く参加できるソフトなフィールドでの公開討論などを通じて2045年の未来を構想し、作品としてアウトプットすることを目指すプロジェクト。講談社が運営するポータルサイト「MouRa(モウラ)」での連載に加え、パソコン雑誌「週刊アスキー」とも連携し、同誌ではネットワーク技術、コミュニケーション手段などの未来の構想を中心に連載している。

講談社=http://www.kodansha.co.jp/
モバイルブック・ジェーピー=http://mobilebook.jp/
WAYUTA=http://www.wayuta.com/
「MouRa」=http://moura.jp/