NEC、5.6GHz帯対応の無線LAN機器5モデル、屋外でも使用可能

ニュース

2007/07/25 10:21

 NECとNECアクセステクニカは7月23日、無線LAN機器ブランド「Aterm WARPSTAR(エーターム・ワープスター)シリーズ」で、5.6GHz帯(W56)に対応する無線LAN機器5モデルを8月末に発売すると発表した。


 全モデルとも5.6GHz帯に対応し、5GHz帯で利用できる無線チャネル数が従来の8から19に増え、他の電波の影響を受けにくいチャンネル選択ができるのが特徴。5GHz帯の電波は屋外でも利用できるため、ベランダなどでも利用できる。

 2.4GHz帯と5GHz帯を横断的にサーチして周囲の電波の影響を受けにくい無線チャネルを自動的に選択する「オートチャネルセレクト」機能を搭載。サーチ対象帯域は、利用中の無線LAN端末の対応帯域に応じて「2.4GHz帯」「5.2GHz帯」「5.3GHz帯」「5.6GHz帯」から自由に組み合わせて設定できる。

 ラインアップは、トリプル無線LANブロードバンドルータ「AtermWR7870S」「AtermWR6670S」、PCカードアダプタ「WL54SC2」、USBアダプタ「WL54SU2」、イーサネットコンバータタイプの無線LANアダプタ「WL54SE2」の5モデル。


 「AtermWR7870S」は、無線LAN規格「11a」と「11b/11g」が同時に利用でき、11a、11b、11gの子機が混在した環境でも利用できる。一方「AtermWR6670S」は、「11a」と「11b/11g」を切り替えて利用できる。無線LANモードの切り替えは、子機が「WL54SC2」「WL54SU2」の場合は付属のユーティリティソフトで操作し、子機が「WL54SE2」の場合は「クイック設定Web」で行い、親子同時に設定できる。

 PCカードアダプタの「WL54SC2」は、アンテナ部分をフラットにしたため、他のPCカードの脱着を妨げることなく利用できる。USBアダプタの「WL54SU2」は、USBコネクタ部分と本体部分との間の接合部には、折り曲げや回転が可能な二軸回転機構を採用。5段階で折り曲げたり回転したりできるため、USBポートの向きを気にせず装着できる。


 イーサネットコンバータタイプの「WL54SE2」は、Ethernetポートを4ポート装備。ネットワーク家電だけでなく、ネットワーク対応ゲーム機などを最大4台まで接続できる。

 価格はオープン。実勢価格は、「AtermWR7870S」が1万4000円前後、「AtermWR6670S」が1万円前後の見込み。PCカードアダプタの「WL54SC2」が7000円前後、USBアダプタの「WL54SU2」が9000円前後、イーサネットコンバータタイプの「WL54SE2」が1万3000円前後の見込み。

 また、親機と子機をセットにしたモデルもラインアップする。実勢価格は「AtermWR7870S」「WL54SC2」のセットモデルが1万6000円前後、「AtermWR7870S」「WL54SU2」のセットモデルが1万8000円前後、「AtermWR7870S」「WL54SE2」のセットモデルが2万1000円前後の見込み。「AtermWR6670S」「WL54SC2」のセットモデルが1万2000円前後、「AtermWR6670S」「WL54SU2」のセットモデルが1万4000円前後、「AtermWR6670S」「WL54SE2」のセットモデルが1万7000円前後の見込み。

NEC=http://www.nec.co.jp/
NECアクセステクニカ=http://www.necat.co.jp/


■関連記事
本日の機種別ランキング(無線LAN)
簡単!便利!「無線LAN」でデジタル機器をフル活用
難しくなんかない!今日からはじめる無線LAN導入講座