KDDI、誰でも1年目から基本料半額の割引サービス「誰でも割」を9月に開始
KDDIは7月19日、携帯ブランド「au」で、第3世代携帯電話「CDMA 1X WIN」契約者の場合、月額基本料金が半額になる割引サービス「誰でも割」を9月1日から開始すると発表した。新サービスで、NTTドコモが6月に発表した割引サービス「ファミ割MAX」「ひとりでも割引」や、ソフトバンクモバイルの料金プラン「ホワイトプラン」に対抗する。
「誰でも割」は2年間の継続契約を条件に、これまでの契約年数を問わず、月額基本料金を50%割り引くサービス。各料金プランで設定されている無料通話分は据え置く。現在、「MY割」に加入しているユーザーには自動的に適用。個人だけではなく、法人向けにも同様のサービスを導入する。
家族間の通話料金を割り引いたり、無料通話を分け合うことができる「家族割」、社内通話の料金割引や無料通話を分け合う「法人割」と組み合わせることも可能。ただし、契約期間中に解約した場合は9975円の解除料が発生する。
一方、「CDMA 1X」の契約者に対しては、個人、法人とも、契約年数ごとに割引率が高くなる「年割」と「家族割(法人割)」の最大割引を適用する。「1X」の場合、料金プランによって割引率は異なるが、月額基本料金が42-51%の割引となる。
7月20日からau取り扱い店で、新規契約・機種変更するユーザーを対象とした先行受け付けを開始。8月13日からは、auショップの店頭や電話、auの携帯電話インターネット接続サービス「EZweb」などで既存ユーザーからの申し込みも受け付ける。
KDDIでは、1年目から高い割引率を受けられるサービスを導入することで、ほかの携帯電話会社に長期加入して高い割引率を受けているユーザーにMNP(番号ポータビリティ)を利用して移行してもらい、加入者増につなげる狙い。
発表会見で、高橋誠・常務コンシューマ事業統轄本部長は「新サービスでMNPを再び活性化し、ドコモやソフトバンクからお客さんを奪いたい」と意気込みを述べた。
「誰でも割」は、同じく9月1日からドコモが開始する「ファミ割MAX」「ひとりでも割引」に「チャレンジャーとして対応」(高橋常務)する料金施策として導入。家族に長期契約者がいる場合にその割引率を加入する全員に適用し、最大で50%を月額基本料金から割り引く「ファミ割MAX」、加入者単独でも契約1年目から37%割り引く「ひとりでも割引」に対し、「CDMA 1X WIN」の契約者であれば誰でも1年目から50%の割引を行うことで、優位性を打ち出した。
ソフトバンクの「ホワイトプラン」と比べた場合でも、高橋常務は「同じ携帯電話会社同士での通話が30%とした場合、『誰でも割』の方が割安なるように料金設定をしている」と説明した。
KDDIでは、「誰でも割」の導入で、今期200億円の減収を見込むが、「すでに発表している今期の決算には織り込み済み」(高橋常務)という。詳細は明かさなかったが、「長期利用者にメリットのあるサポートを考えている」とも述べた。
KDDI=http://www.kddi.com/
「au」=http://www.au.kddi.com/
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「誰でも割」は2年間の継続契約を条件に、これまでの契約年数を問わず、月額基本料金を50%割り引くサービス。各料金プランで設定されている無料通話分は据え置く。現在、「MY割」に加入しているユーザーには自動的に適用。個人だけではなく、法人向けにも同様のサービスを導入する。
家族間の通話料金を割り引いたり、無料通話を分け合うことができる「家族割」、社内通話の料金割引や無料通話を分け合う「法人割」と組み合わせることも可能。ただし、契約期間中に解約した場合は9975円の解除料が発生する。
一方、「CDMA 1X」の契約者に対しては、個人、法人とも、契約年数ごとに割引率が高くなる「年割」と「家族割(法人割)」の最大割引を適用する。「1X」の場合、料金プランによって割引率は異なるが、月額基本料金が42-51%の割引となる。
7月20日からau取り扱い店で、新規契約・機種変更するユーザーを対象とした先行受け付けを開始。8月13日からは、auショップの店頭や電話、auの携帯電話インターネット接続サービス「EZweb」などで既存ユーザーからの申し込みも受け付ける。
KDDIでは、1年目から高い割引率を受けられるサービスを導入することで、ほかの携帯電話会社に長期加入して高い割引率を受けているユーザーにMNP(番号ポータビリティ)を利用して移行してもらい、加入者増につなげる狙い。
発表会見で、高橋誠・常務コンシューマ事業統轄本部長は「新サービスでMNPを再び活性化し、ドコモやソフトバンクからお客さんを奪いたい」と意気込みを述べた。
「誰でも割」は、同じく9月1日からドコモが開始する「ファミ割MAX」「ひとりでも割引」に「チャレンジャーとして対応」(高橋常務)する料金施策として導入。家族に長期契約者がいる場合にその割引率を加入する全員に適用し、最大で50%を月額基本料金から割り引く「ファミ割MAX」、加入者単独でも契約1年目から37%割り引く「ひとりでも割引」に対し、「CDMA 1X WIN」の契約者であれば誰でも1年目から50%の割引を行うことで、優位性を打ち出した。
ソフトバンクの「ホワイトプラン」と比べた場合でも、高橋常務は「同じ携帯電話会社同士での通話が30%とした場合、『誰でも割』の方が割安なるように料金設定をしている」と説明した。
KDDIでは、「誰でも割」の導入で、今期200億円の減収を見込むが、「すでに発表している今期の決算には織り込み済み」(高橋常務)という。詳細は明かさなかったが、「長期利用者にメリットのあるサポートを考えている」とも述べた。
KDDI=http://www.kddi.com/
「au」=http://www.au.kddi.com/
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