コーレル、次世代DVDメディアに対応したオーサリングソフト

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2007/07/19 10:14

 コーレル(田中俊輔社長)は7月18日、ハイビジョン映像を次世代メディアに保存できるDVDオーサリングソフト「DVD MovieWriter 6」を8月末に発売すると発表した。Blu-ray Disc(BD)の場合、MPEG2コーデックで片面に2時間22分のハイビジョン映像を記録できる。

 デジタルビデオカメラやデジタルカメラで撮影した映像を、「取り込み」「カット編集」「メニュー作成」「書き出し」の4ステップでDVDビデオや動画ファイルとして保存できるのが特徴。編集した画像は、BD、HD DVDへ書き出せるほか、通常は8cmDVDやSDメモリカードに記録するAVCHD形式のハイビジョン映像を、12cmDVDにも保存できるようにした。DivXファイルに、字幕やメニュー、チャプターポイントを追加してDVDビデオを作成することもできる。


 今回のバージョンから、新たにAVCHD形式でのオーサリングにも対応。AVCHD対応のDVカメラで撮影した映像を、DVD-Rディスクにハイビジョン画質で記録できるようになった。さらに、8cmDVD(1層)三枚分の記録映像を、12cmDVD一枚にAVCHD形式で保存することもできる。H.264形式でのスマートレンダリングに対応し、スムーズに書きすことができる。作成したDVDは、BDプレーヤーを使ってハイビジョン画質で再生可能。

 また、自分で作成したインデックスをメニューとして編集できるBDメニューオーサリング機能も備えた。このBDメニューオーサリングには、アップデートプログラムが必要になるが、本製品購入者は後日無償でプログラムをダウンロードできる。

 一方、HD DVDアドバンスト機能では、メニュー付きのハイビジョン映像を、MPEG2HDでDVD-Rに記録可能。動画再生中にメニューをポップアップ表示することもできる。映像にチャプターが設定してある場合、チャプターも併せて表示。メニューの編集用に、ナビゲーションボタンやタイトル文字が画面に浮かび上がる「ボタンムービングパス」機能も搭載した。

 さらに、ユーザーからの要望が高かった機能として、DVカメラやデジカメの日付や字幕ファイルをインポートできるようにした。撮影日データのフォントや表示位置は編集時に変更できる。5.1chに対応したビデオカメラの画像を、そのままの音質でディスクへ記録できる機能も追加した。ステレオ2chの映像を5.1chに変換することもできる。対応OSはWindows Vista、Windows XP/Media Center Edition。

 今澤浩之マーケティング部長は「今回の製品では、ユーザーアンケートの要望を積極的に取り込むことで、あらゆる映像を美しくそして鮮明にというコンセプトを実現した」と述べた。


 価格は、通常版が1万5540円、乗り換え版が1万290円、アップグレード版が8379円、アカデミック版が8190円、ダウンロード版が9324円、アップグレードダウンロード版が7329円。

コーレル=http://www.corel.jp/