長瀬産業、ポータブルDVDプレーヤーなどを自主回収、費用は140億円前後に

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2007/07/13 10:11

 長瀬産業(長瀬洋社長)は7月11日、液晶画面部分に発火の恐れがあるとして、同社が販売したポータブルDVDプレーヤーなど、液晶パネルを搭載した製品、約46万台を自主回収すると発表した。自主回収費用は140億円前後になる見通し。

 使用中に液晶画面のフレーム部分が高熱により変形したり、発煙する事例があり、発火に至る可能性があるという。調査の結果、原因は液晶バックライト用基板上の部品選定が不適切だったことや、はんだ付け不良によるものと判明。

 回収対象商品は、03年6月以降に販売したポータブルDVDプレーヤー「axion」シリーズの「AXN2548/2588/3539/3588/3589/3709/3808/4109/4709/4809/5109/5429/5709/5807/5909/6109/6608/6705/6709」、「ROSSINI」シリーズ「RPD7100/7700」、「AUDIOVOX D1708」と「INSIGNIA NS-7PDVDA」の計23モデルと、05年1月から06年9月に販売したDVDプレーヤー搭載の液晶テレビ「axion AXN31005」、07年1月から販売したデジタル写真立て「axion AXN700PF」。

 また、同社のポータブルDVDプレーヤー「axion AXN3808」をベースに、バンダイビジュアルが販売した「シャア専用ポータブルDVDプレーヤー(BCHW-0001)」も回収する。

 問い合わせ先は、DVDプレーヤーお客様相談窓口。電話番号は0120-181-655で、土日祝日を除く9時-20時で受け付ける。ただし、8月26日までは土日祝日も対応する。長瀬産業では、対象商品の回収確認後に、消費税込みで購入代金の返金手続きを行う。

長瀬産業=http://www.nagase.co.jp/