ヘルツ、QRコード入りえびせん、食べる前にケータイで読み取って

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2007/06/05 14:04

 ヘルツ(山崎正宏代表取締役)は6月4日、企業の販促物向けに、独自の方法でQRコードをエビせんべいに印刷した「QRえびせん(仮称)」の受注生産を開始した。

 ヘルツ(山崎正宏代表取締役)は6月4日、企業の販促物向けに、独自の方法でQRコードをエビせんべいに印刷した「QRえびせん(仮称)」の受注生産を開始した。

 瀬戸内地方で贈答品として高い評価を得ている香川の志満秀(しまひで)製エビせんべいに、高精度な食品印刷技術を用い、カメラ付き携帯電話で読み取ると携帯電話サイトなどにアクセスできる「QRコード」を印刷したもの。

 ベースとなるエビせんべいは、赤小えびを原料に手作業で製造し、独自の製法により白色度や表面の平滑度が極めて高いのが特徴。QRコードは、植物性の安全な色素を用い、従来の焼印方式に比べ細部まで再現可能な独自の方法で印刷。これらを組み合わせることで、食品ながらも極めて高い読み取り精度を実現した。

 志満秀のエビせんべいは、保存料未使用にも関わらず、製造に油を使用せず独自の特殊包材を使うことで、賞味期限が約半年と長いのも特徴。また、重量がとても軽いため、販売促進用に大量に用意しても労力が少なくて済むという。