MS、地域に貢献するICTインストラクター資格とホームユーザー向け新検定
マイクロソフトは5月30日、家庭や地域活動に参加するPCユーザーへの支援を拡大し、地域のICT(情報通信技術)を推進し、ホームユーザー向けトレーニングができるインストラクター向け資格「マイクロソフト認定 ICTマスター(ICTマスター)」を6月1日から、ホームユーザー向け検定試験「マイクロソフト ICT検定(ICT検定)」を7月から開始すると発表した。
今回の施策は、4月に発表したスクール向けプログラム「マイクロソフト認定ICTスクール(ICTスクール)」、Windows Vistaと2007 Office systemの「シニア割パッケージ」の販売と連動するもの。インターネットやブログ、デジタルカメラの使い方など、日常生活におけるICTの利活用を体系的に習得できる地域のコミュニティづくりに向け、ICTを推進するコーディネーターの育成と、PCスクールや検定などのスキルアップ環境を構築する。
「ICTマスター」は、PCの初心者や高齢者の方などに最新のICTをわかりやすく、丁寧に指導ができる優れた講師を認定する資格。単に製品知識だけではなく、製品を利用してひとりひとりの暮らしに役立つさまざまな情報を提供できるインストラクターとして認定する。パソコンスクールなどの営利団体、NPO、フリーランスなど所属は問わない。
また今後、ICTマスターの地域への貢献活動の支援を目的に、インストラクターとしての活動や地域への貢献活動内容をポイント化する「マイポイント」制度を導入し、貯まったポイントにあわせてマイクロソフトから特典の提供や表彰を行う計画。
「ICT検定」は、NPOなどのパソコンボランティアとして地域の情報化に携わる人や、趣味や生涯学習をICTで楽しみ、深めたい人などを対象とした検定。生活や趣味に役立つICTの使い方を基本としたコンテンツで構成し、Webテスト形式で実施する予定。検定は、全国の「ICTスクール」で受験できるようにする。なお、認定スクールや詳しい検定スケジュールは同社のWebサイトに掲載する。