三洋、充電池を使った環境教育の出前授業を今年も実施、新プログラムも
三洋電機(佐野精一郎社長)は、充電池「eneloop(エネループ)」を題材にして小学生に環境教育を行う出前授業を07年度も40校で実施すると同時に、新しい授業プログラムを行うと発表した。
新たな取り組みとして、出前授業で使っている教材を、小学生の環境教育に携わる関係者に無償で提供する。児童用のテキスト、講師用の指導案を無料配布するほか、実験器具も貸し出し、小学校での環境教育を支援する。
また、財団法人のグリーンクロスジャパンが発行する「みどりの小道 環境日記」を教材として、授業で試験的に導入する。「みどりの小道 環境日記」は、小学校高学年を対象に、環境についての「疑問」「気づき」「行動」などを3か月間継続して記入してもらう冊子。
第1弾として6月14-16日に実施する江戸川区立東葛西小学校(東京都)で出前授業で配布。児童に環境について気づいたことや自主的な取り組みなどを記入してもらい、7月11日に同校のエコ委員会が主催となり発表会を開催する。
三洋電機では充電池を教材に「電池をくり返し使う」ことを通じて地球環境の大切さを伝える出前授業を06年度には40の小学校で開催。「電池」という身近な製品から子どもたちに地球環境の大切さを伝える社会活動として出前授業に積極的に取り組んでいる。