日本HP、雫をデザインした個人向けノートPCと新クラス表記の法人向け2機種
日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は5月10日、水面の波紋をモチーフにした新デザインを採用した個人向けノートパソコン「HP Pavilion Notebook PC dv6500/CT」を発売した。最小構成価格は12万9990円から。
デザインは池に水滴が落ちたときに広がる「水面の波紋」などから着想した「ZEN-design shizuku(雫)」を採用。きょう体には独自のコーティングを施し、傷が付きにくく、高級感のある外観に仕上げた。インジケータやAC電源ポートに省電力の青色LEDを配置するなど、見た目の美しさにもこだわった。
ディスプレイには15.4型ワイドWXGAの「ウルトラクリアビュー液晶」を搭載。カスタマイズに対応し、CPUはCore 2 Duo T7100(1.8GHz)/7300(2GHz)から選択が可能。HDDは160GB、メモリは2GBまで拡張できる。OSはWindows Vista Home Premium。
そのほか、ALTEC LANSING製のステレオスピーカーや、静電式のメディアコントロールボタンなどを装備。電源のオン・オフや画面切り替え、DVDの再生・停止、音量調節などが操作でき、本体に内蔵可能なリモコンも付属する。
同時に、法人向けノートPC「HP Compaq 6715s/CT Notebook PC」「HP Compaq 6710b/CT Notebook PC」「HP Compaq 6710b Notebook PC」も発売した。
「6715s/CT」「6710b/CT」はカスタマイズに対応。ディスプレイは「15.4型WXGA」「15.4型WSXGA+」のいずれか、OSはWindows Vista Home Basic、Windows Vista Business、Windows XP Professionalから選択できる。CPUは、「6715s/CT」はAMDのTurion 64×2、Mobile AMD Sempron、「6710b/CT」はインテルのCore 2 Duo T7100(1.8GHz)/T7500(2.2GHz)から選べる。
さらに「6710b/CT」は、データを完全消去できる「HPディスククリーナ」などを搭載。パームレストに防弾素材のレキサンを使い磨耗性を高めた「スクラッチフリーコーティング」、ディスプレイカバーなどを傷つけず、新品同様に保つ特殊コーティング「HP DuraFinish」を施すことで、耐久性も高めた。指紋認証センサーやディスプレイの覗き見を防止する「HP プライバシーフィルタ」を追加搭載することも可能。
「HP Compaq 6710b」は、15.4型WXGA液晶、Core 2 Duo T7100(1.8GHz)、メモリ1GBなどを搭載した固定仕様モデルで、OSが「Windows XP Professional」と「Windows Vista Business」の2モデルを用意する。
日本HPでは、今回の新製品から法人向けノートPCの製品名表記を変更。4桁の数字の後に、PC端末として十分な基本性能を備えたスタンダードクラスを表す「s」、操作性、セキュリティ、耐久性などを重視する企業向けのビジネスクラスを示す「b」などの頭文字を入れることで購入者層ごとに製品を区別する。「s」「b」のほか、今後さらに2つのクラスを追加する予定。