日立、全機種にHome Premiumを採用した「Prius」の最新モデル
日立製作所は5月9日、OSにWindows Vista Home Premiumを採用したデスクトップ・ノートパソコン「Prius(プリウス)」Uシリーズ5機種を5月19日から順次発売すると発表した。
デスクトップPCは、液晶ディスプレイ一体型の「Prius One typeW(AW37W5U)」「Prius One typeS(AW31S5U)」の2機種、ノートPC「Prius Note TypeK」は最上位モデル「PN36K5U」をはじめ3機種をラインアップした。
「Prius One typeW(AW37W5U)」は、S-IPS(横電界)方式の液晶パネルを採用した20.1型の「ワイドスーパーピュアカラー液晶ディスプレイ」を搭載。解像度は1680×1050ドット、輝度は約470cd/m2、視野角は上下左右178度。CPUはCore 2 Duo E4300(1.80GHz)、HDDは320GB。
地上デジタルチューナーを内蔵しており、付属のリモコンの電源ボタンを押すだけで約5秒で地上デジタル放送を視聴できる。PCモードボタンを押せばOSが起動し、パソコンを使った作業や電子番組表(EPG)の閲覧・予約録画ができる。「Windows Media center」を使って地デジの録画・再生も可能。地デジ専用LSI「BroadGear」と独自の高画質技術「ピクチャーエンハンス機能」も備えた。
「Prius One typeS(AW31S5U)」は、輝度が約420cd/m2の17型「スーパーラスタービュー液晶」を搭載。CPUはCeleron D 336(2.80GHz)、HDDは250GB。2機種ともに、S映像/コンポジット映像入力端子を本体側面に配置。奥行きが19.8cmの省スペース設計を施し、後方10度、左右90度にディスプレイの角度を調整できるチルト&スイーベル機構を採用した。
一方、ノートPCの最上位モデル「PN36K5U」は、外付けの地上デジタルチューナーユニットが付属。地デジ専用LSI「BroadGear」と独自の高画質技術「カラーエンハンス機能」を装備する。LPモードで内蔵HDDに最大約84時間の録画が可能で、録画した番組をCPRM対応のDVD-RAM/-RWディスクにムーブ(移動)することもできる。
ディスプレイには、輝度が約500cd/m2の15.4型「ワイドスーパーラスタービューEX2液晶」を搭載。CPUはCore2 Duo T5500(1.66GHz)で、インテルのCentrino Duoモバイルテクノロジーに対応する。HDDは120GB。
そのほか、15.4型の「ワイドスーパーラスタービュー液晶」を搭載した「PN35K5U」「PN33K5U」の2機種をラインアップ。CPUとHDD容量は、「PN35K5U」がCore2 Duo T5500で120GB、「PN33K5U」はCeleron M 430(1.73GHz)で80GB。
5機種ともOSにはWindows Vista Home Premiumを採用し、1GBのメモリとDVD±R2層書き込み対応のDVDスーパーマルチドライブを内蔵する。価格はすべてオープン。実勢価格はデスクトップPCの「AW37W5U」が25万円前後、「AW31S5U」は18万円前後の見込み。ノートPCは「PN36K5U」が25万円前後、「PN35K5U」は18万円前後、「PN33K5U」で15万円前後の見込み。