モバイルゲート、FeliCaを使って広告を配信する自販機型POP

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2007/05/08 10:15



 モバイルゲートは5月7日、非接触IC「FeliCa(フェリカ)」を使った自動販売機型の紙製POP「ドコデジ」を開発したと発表した。ユーザーはFeliCaを搭載した「おサイフケータイ」をPOPにかざすだけで、企業のキャンペーンサイトにアクセスしたり、クーポン券を入手したりできる。7月から販売を開始する。

 ドコデジは、自動販売機に見立てたデザインを施した紙のPOP。FeliCaのリーダー/ライターを内蔵しており、「おサイフケータイ」をかざすと、用意された利用企業の携帯電話用サイトにアクセスし、広告やクーポン券などを配信する仕組み。FeliCaのリーダー/ライターの調達と技術開発でビー・ユー・ジーと業務提携した。POPは紙製のため、設置・廃棄が容易で、設置費用も安く済むという。

 モバイルゲートではASPサービスと組み合わせて販売。専用サイトの構築を行うほか、利用者のアクセス解析といったサービスも提供する。設置場所もモバイルゲートが用意。全国の大手書店やファミリーレストラン、ショッピングモールなどにPOPを置く。QRコードでの広告などの配信サービスも可能。今後は携帯電話を使った物販サービスにも対応していく予定。

 1か月単位のレンタル方式で提供。利用料金は設置する台数や内容により異なるが、POP1つにつき、月数万円-10万円程度になる見通し。モバイルゲートではメーカーや流通業など幅広い業種に売り込んでいく計画。