クレオ、ユーザーとサービスを共同開発する実験サイトを公開
クレオ(土屋淳一社長)は、次世代サービス実験サイト「eCREOLAB」を公開したと発表した。自社が手がけるインターネットサービスを開発段階で一般に公開することで、ユーザーの意見などを取り入れ、質の高いサービスを開発する狙い。
「eCREOLAB」は、マッシュアップ(ウェブを使ったサービスで、他社が公開している別のサービスを自社のサービスの部品として活用する手法)やCGM(消費者発信型メディア)を利用してサービスを開発するサイト。現在、同社の地図情報ウェブマガジンポータルサイト「mapmag.jp」で自転車雑誌「funride」とコラボレーションしたサイト「funride Map Navi!」を試験的に公開した。
同サイトではアルプス社の実験サイト「ALPSLAB」の地図技術を使い、「funride」のサイクリング記事を動く地図として楽しむことができる。また、全国のサイクリング情報を読者から募り、コンテンツの蓄積することで、サービスの強化につなげる。
今後は、mapmag.jpのコンテンツ拡充や年賀状印刷サービス「筆まめonline」のβテストを行うほか、サービスの評価機能やコメント交換機能などユーザーとのコミュニケーションを重視した開発も進める。同時に「eCREOLAB」で公開したサービスを早期に正式サービスとして提供できるようにする。