I・Oデータ、薄型テレビのそばにも置ける小型サイズのLAN接続型HDD
アイ・オー・データ機器(I・Oデータ、細野昭雄社長)は、白いコンパクトなきょう体を採用したホームネットワーク用LAN接続型HDD「HDL4シリーズ LANDISK Home」2製品を4月下旬に発売すると発表した。実勢価格は、1TB(テラバイト=1000GB)のHDDを内蔵した「HDL4-G1.0」が6万9800円前後、2TBの「HDL4-G2.0」が12万8000円前後の見込み。
ホームユース向けの機能に特化したシンプルな操作性と、リビングのテレビ台に置いて違和感のない白基調のアルミ製ボディが特徴。ホームネットワークの標準規格「DLNA」に準拠し、HDDに保存した映像や音楽を、DLNA対応のテレビやパソコンで視聴することができる。
本体のUSBポートに接続したデジタルカメラやUSBメモリから、データをパソコンを使わずにHDDにコピーすることも可能。2回目以降は、自動的に差分コピーする。アップルの音楽管理ソフト「iTunes」を使って、HDDに保存した音楽ファイルをネットワーク上のMacやWindowsパソコンで再生できる「iTunesサーバー機能」も搭載した。
内蔵する4台のHDDを1つのドライブとして認識し、記録データとパリティと呼ばれるエラー訂正情報を分散記録する「RAID5」に対応。4台のうち1台が故障してもデータの損失がない。万が一、内蔵HDDが故障しても、ユーザー自身で簡単にHDDを交換できる。
このほか、東芝製液晶テレビ「REGZA Z2000シリーズ」の「ネットワークハイビジョン録画機能」に対応しており、同シリーズと接続すると、自動的に録画用の外付けHDDとして認識され、デジタル放送をハイビジョン画質で録画することができる。録画可能な時間は、RAID 5モードを使用し地上デジタル放送を録画した場合で1TBモデルが約79時間、2TBモデルが約159時間。
本体サイズは、DVDソフトケース8枚分に相当する幅121×奥行き126.5×高さ195mmで、同社のLAN接続型HDD「LANDISK Tera」に比べ、約半分の体積を実現した。重さは3.8kg。対応OSはWindows Vista(32ビットのみ)、XP、2000、Mac OS X 10.2.8-10.4。
製品発表会では、家庭のリビングルームを再現したセットを「細野社長のリビング・書斎」として展示。細野社長自らリモコンやデジタルカメラ、PCなどを操作して、データを「LANDISK Home」に保存したり、呼び出したりするデモンストレーションを披露した。