ベスト電器（有薗憲一社長）は3月28日、テレビ通販会社のプライムと資本業務提携を結びテレビ通販分野に進出すると発表した。

　ベスト電器（有薗憲一社長）は3月28日、テレビ通販会社のプライムと資本業務提携を結びテレビ通販分野に進出すると発表した。

　業務提携ではオリジナル商品の共同開発や、商品などの共同調達を実施。共同で販売促進活動も展開する。プライムが持つテレビ通販事業のノウハウをベスト電器に提供する一方、ベスト電器はアフターサービス網をプライムに提供するといった施策も行う。また、人材交流をはじめ、経営・販売・物流などについての情報交換などを行い、互いの営業ノウハウを習得することで、事業の拡大を図る。

　一方、資本提携では、プライムが第三者割当を実施。新株8300株を発行し、ベスト電器が引き受ける。1株あたりの価格は5万9980円で、取得総額は4億9783万4000円。新株の株券交付日は4月末の予定。プライムでは業務提携の効果や進捗状況を踏まえ、ベスト電器株式の購入も検討する。購入株式数、時期などは未定。

　ベスト電器は店頭販売のほか、オンライン通販事業を展開。今回、プライムと資本業務提携し、テレビ通販事業を開始することで、販路を拡大したい考え。