ドコモ、FOMAを使った設置型テレビ電話機、在宅介護での利用を想定

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2007/03/09 10:12



 NTTドコモは3月8日、第3世代(3G)携帯電話「FOMA」のカード型端末を接続して利用する法人向けテレビ電話機「かんたんテレビ電話機」を発売したと発表した。価格は20万円程度の見通し。

 タッチパネル機能を備えた7インチWVGA(800×480)液晶ディスプレイ、130万画素の広角レンズを採用したCMOSカメラを搭載。FOMAのカード端末を電話機に挿入し、電源を入れ、ディスプレイのアイコンに従って通話先の電話番号を入力すれば、すぐにテレビ電話が利用できる。


 また、付属リモコンのスイッチやタッチパネルのアイコンをワンタッチすることで、事前に設定した相手に発信できる「かんたんモード」、テレビ電話の着信時に自動応答で通話が可能な「自動着信機能」を搭載する。

 電話帳に登録した人にだけ着信を許可する「電話帳登録外番号拒否機能」、暗証番号を知っているFOMAの端末だけに映像を送信する「映像送信制限機能」といったセキュリティ機能も盛り込んだ。サイズは高さ191×幅220×厚さ120mm、重さは約2.7kg。電源にはACアダプターを使用する。対応端末はP2403、P2402。

 NTTドコモでは、在宅介護を受ける高齢者の遠隔介護サービスといった利用を想定。介護施設やケアセンターなどを対象に、同社の法人営業部門を通じて販売する。