凸版印刷など、一部を切り取ってUSBポートに接続できる個人認証用ICカード

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2007/03/07 10:03

 凸版印刷(足立直樹社長)とギーゼッケ アンド デブリエント(G&D、ローランド・サボイ社長)は3月5日、PCのUSBポートに接続して使用する個人認証用ICカード「SMARTICS-USB(スマーティックス・ユーエスビー)」の日本国内向けの販売を3月から開始すると発表した。G&DがICモジュールと関連技術を提供し、凸版印刷が製造・発行を行う。

 凸版印刷(足立直樹社長)とギーゼッケ アンド デブリエント(G&D、ローランド・サボイ社長)は3月5日、PCのUSBポートに接続して使用する個人認証用ICカード「SMARTICS-USB(スマーティックス・ユーエスビー)」の日本国内向けの販売を3月から開始すると発表した。G&DがICモジュールと関連技術を提供し、凸版印刷が製造・発行を行う。

 「SMARTICS-USB」は、インターネット銀行やオンライン証券、ネットオークション、ネットショッピング、オンラインゲームなど、利用時に個人認証が必要なサービスの「認証キー」として利用できるICカード。カードの一部分を切り取りアダプタを取り付けることで、PCのUSBポートに直接差し込めるのが特徴。USBでPCに接続するため特別な読み取り装置は不要で、従来製品のほぼ半分以下の費用で導入できるという。

 また、初期発行時は既存のICカードの設備を利用できるため、USBメモリやUSBトークンなどと比べて大量発行による低コスト化も可能という。カード表面にはオリジナルのデザインを印刷でき、一般的なカード同様、台紙に貼り付けてダイレクトメールで送付することもできる。

 凸版印刷は、同製品の国内での独占販売権を取得しており、07年度に100万枚、5年後に1000万枚の発行を見込む。