シャープ、新インターネットAQUOS、中小型液晶採用で個人需要を狙う
シャープは2月28日、パソコン機能付き液晶テレビ「インターネットAQUOS(アクオス)」の新機種を発表した。3月10日に発売する中小型の液晶テレビ「AQUOS」Dシリーズに専用のパソコンをセットにしたもので、ラインアップは液晶テレビのサイズが32、26、20V型の3タイプ、色が「ブラック」「ホワイト」「レッド」の3色。パソコン側はCPUやHDD容量が異なる3種類で、組み合わせは計27通り。1人暮らしのユーザーをはじめ個室での利用を中心とする個人需要を狙って、初年度20万台の販売を見込む。
シャープは2月28日、パソコン機能付き液晶テレビ「インターネットAQUOS(アクオス)」の新機種を発表した。3月10日に発売する中小型の液晶テレビ「AQUOS」Dシリーズに専用のパソコンをセットにしたもので、ラインアップは液晶テレビのサイズが32、26、20V型の3タイプ、色が「ブラック」「ホワイト」「レッド」の3色。パソコン側はCPUやHDD容量が異なる3種類で、組み合わせは計27通り。1人暮らしのユーザーをはじめ個室での利用を中心とする個人需要を狙って、初年度20万台の販売を見込む。
液晶テレビの「AQUOS」Dシリーズは、解像度が水平1366×垂直768画素の標準ハイビジョン(標準HD)仕様。32、26V型モデルには視野角が上下左右176度の「ブラックASV液晶」、20V型モデルには「ASV液晶」を搭載する。内蔵チューナーは、地上・BS・110度CSデジタルチューナーが1基。
専用パソコンには、パソコン機能とは独立した「i.LINKデジタル録画ユニット」を装備。i.LINK(IEEE1394)を使ってAQUOSと直接接続し、録画専用のHDDに番組を記録する。AQUOSで受信した地上デジタル放送などのハイビジョン映像を、そのままの画質で録画できるのが特徴。
PC機能とテレビ録画機能を独立させたため、パソコンの電源がオフでも番組の録画が可能。録画中でもスムーズにパソコンを操作できる。しかし、録画した番組をパソコン部のDVDドライブを使って保存することはできない。また、液晶テレビの「AQUOS」Dシリーズにはチューナーを1基しか搭載していないため、録画中に他のチャンネルの番組を視聴することもできない。
付属の専用リモコンには、タッチパッドを採用。パソコン機能使用時にはカーソル操作、テレビ機能使用時にはチャンネル、録画・再生操作が簡単にできるよう設計し、操作性を向上させた。さらに、パソコンとテレビをワンタッチで切り替えられるボタンを搭載する一方、ボタン数は38個と従来機種より40%削減してシンプルにした。
また、テレビとパソコンを意識せずリモコン操作できるよう、赤外線とRF無線の2つの通信機能を搭載。リモコンを画面に向ければテレビもパソコンも同じように操作できる。そのほか、数字キーを流用して文字を入力する携帯電話風の日本語入力方式も採用した。
パソコンのラインアップは、CPUが「Core 2 Duo T5500(1.66GHz)」、メモリ1GB、HDDはPC用が250GBでテレビ録画用が400GBの「PC-AX120S」、CPUが「Celeron M 410(1.46GHz)」、メモリ512MB、HDDがPC用に80GBでテレビ録画用に250GB、「Office Personal 2007」をプリインストールした「PC-AX80S」、「PC-AX80S」と同じハードウェア構成で、「Office Personal 2007」が非搭載の「PC-AX60S」を用意した。3機種ともOSはWindows Vista Home Basicで、光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブを搭載する。
現在、専用パソコンと接続可能な液晶テレビは「AQUOS」Dシリーズのみだが、同社では、今後40V型以上やデジタルチューナーを2基搭載するモデルとも接続できるようラインアップを拡大する方針。また、将来的には「自社のBDプレーヤーやDVDレコーダーとの接続も進める」(大畠昌巳・情報通信事業本部本部長)。
「AQUOS」Dシリーズは3月10日、「PC-AX120S」は4月下旬、「PC-AX80S」「PC-AX60S」は3月下旬に発売する。価格はオープン。実勢価格はテレビ、パソコンの組み合わせで27-45万円前後になる見込み。パソコンは別売りも行う。実勢価格は「PC-AX120S」が24万円、「PC-AX80S」は17万円、「PC-AX60S」で15万円。
同社は06年5月に初代の「インターネットAQUOS(アクオス)」を発売した。液晶テレビのサイズは37V型と32V型。量販店などでは、パソコン売り場とテレビ売り場で販売していた。しかし、テレビ売り場では薄型テレビの急速な価格下落の影響で「PCが付いているだけで、(大型テレビとしては)割高となり販売に苦戦した」(同)。さらに「パソコン売り場では大型テレビは厳しい」(同)と、いずれも売り場でも中途半端な位置づけに終わった。そのため今回は、中小型液晶テレビとのセットで、パーソナル需要を開拓することにした。新製品も初代モデル同様、テレビ売り場とパソコン売り場に並ぶ予定だが、「かなりの部分をパソコン売り場で販売する」(同)方針。
シャープは2月28日、パソコン機能付き液晶テレビ「インターネットAQUOS(アクオス)」の新機種を発表した。3月10日に発売する中小型の液晶テレビ「AQUOS」Dシリーズに専用のパソコンをセットにしたもので、ラインアップは液晶テレビのサイズが32、26、20V型の3タイプ、色が「ブラック」「ホワイト」「レッド」の3色。パソコン側はCPUやHDD容量が異なる3種類で、組み合わせは計27通り。1人暮らしのユーザーをはじめ個室での利用を中心とする個人需要を狙って、初年度20万台の販売を見込む。
液晶テレビの「AQUOS」Dシリーズは、解像度が水平1366×垂直768画素の標準ハイビジョン(標準HD)仕様。32、26V型モデルには視野角が上下左右176度の「ブラックASV液晶」、20V型モデルには「ASV液晶」を搭載する。内蔵チューナーは、地上・BS・110度CSデジタルチューナーが1基。
専用パソコンには、パソコン機能とは独立した「i.LINKデジタル録画ユニット」を装備。i.LINK(IEEE1394)を使ってAQUOSと直接接続し、録画専用のHDDに番組を記録する。AQUOSで受信した地上デジタル放送などのハイビジョン映像を、そのままの画質で録画できるのが特徴。
PC機能とテレビ録画機能を独立させたため、パソコンの電源がオフでも番組の録画が可能。録画中でもスムーズにパソコンを操作できる。しかし、録画した番組をパソコン部のDVDドライブを使って保存することはできない。また、液晶テレビの「AQUOS」Dシリーズにはチューナーを1基しか搭載していないため、録画中に他のチャンネルの番組を視聴することもできない。
付属の専用リモコンには、タッチパッドを採用。パソコン機能使用時にはカーソル操作、テレビ機能使用時にはチャンネル、録画・再生操作が簡単にできるよう設計し、操作性を向上させた。さらに、パソコンとテレビをワンタッチで切り替えられるボタンを搭載する一方、ボタン数は38個と従来機種より40%削減してシンプルにした。
また、テレビとパソコンを意識せずリモコン操作できるよう、赤外線とRF無線の2つの通信機能を搭載。リモコンを画面に向ければテレビもパソコンも同じように操作できる。そのほか、数字キーを流用して文字を入力する携帯電話風の日本語入力方式も採用した。
パソコンのラインアップは、CPUが「Core 2 Duo T5500(1.66GHz)」、メモリ1GB、HDDはPC用が250GBでテレビ録画用が400GBの「PC-AX120S」、CPUが「Celeron M 410(1.46GHz)」、メモリ512MB、HDDがPC用に80GBでテレビ録画用に250GB、「Office Personal 2007」をプリインストールした「PC-AX80S」、「PC-AX80S」と同じハードウェア構成で、「Office Personal 2007」が非搭載の「PC-AX60S」を用意した。3機種ともOSはWindows Vista Home Basicで、光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブを搭載する。
現在、専用パソコンと接続可能な液晶テレビは「AQUOS」Dシリーズのみだが、同社では、今後40V型以上やデジタルチューナーを2基搭載するモデルとも接続できるようラインアップを拡大する方針。また、将来的には「自社のBDプレーヤーやDVDレコーダーとの接続も進める」(大畠昌巳・情報通信事業本部本部長)。
「AQUOS」Dシリーズは3月10日、「PC-AX120S」は4月下旬、「PC-AX80S」「PC-AX60S」は3月下旬に発売する。価格はオープン。実勢価格はテレビ、パソコンの組み合わせで27-45万円前後になる見込み。パソコンは別売りも行う。実勢価格は「PC-AX120S」が24万円、「PC-AX80S」は17万円、「PC-AX60S」で15万円。
同社は06年5月に初代の「インターネットAQUOS(アクオス)」を発売した。液晶テレビのサイズは37V型と32V型。量販店などでは、パソコン売り場とテレビ売り場で販売していた。しかし、テレビ売り場では薄型テレビの急速な価格下落の影響で「PCが付いているだけで、(大型テレビとしては)割高となり販売に苦戦した」(同)。さらに「パソコン売り場では大型テレビは厳しい」(同)と、いずれも売り場でも中途半端な位置づけに終わった。そのため今回は、中小型液晶テレビとのセットで、パーソナル需要を開拓することにした。新製品も初代モデル同様、テレビ売り場とパソコン売り場に並ぶ予定だが、「かなりの部分をパソコン売り場で販売する」(同)方針。