キヤノン、薄さを追求した「IXY DIGITAL 10」などコンパクトデジカメ4機種
キヤノンは2月22日、コンパクトデジタルカメラ4機種を3月中旬に発売すると発表した。ラインアップは「IXY DIGITAL 10」「IXY DIGITAL 90」の「IXY DIGITAL シリーズ」が2機種、「PowerShot TX1」「PowerShot A570 IS」の「PowerShot シリーズ」が2機種。価格はすべてオープン。
キヤノンは2月22日、コンパクトデジタルカメラ4機種を3月中旬に発売すると発表した。ラインアップは「IXY DIGITAL 10」「IXY DIGITAL 90」の「IXY DIGITAL シリーズ」が2機種、「PowerShot TX1」「PowerShot A570 IS」の「PowerShot シリーズ」が2機種。価格はすべてオープン。
コンパクトデジタルカメラ「IXY DIGITAL」シリーズは、06年で10周年を迎えた。キヤノンでは今年を「IXY DIGITALの新しい10年の幕開け」(岩下知徳・イメージコミュニケーション事業本部長)と位置付け、シリーズの特徴である小型サイズを継承しながら、高機能化を図った。
「IXY DIGITAL 10」は薄型化を追求。シャッターやレンズユニットの見直しでレンズ鏡筒部の厚さを削減し、基板の小型化や内蔵ストロボのレイアウトを変更することで、従来機種よりも2.3mm減の厚さ19.4mmを実現した。カラーは、フロントカバーのレンズ部分と鏡筒側面部分の色が異なるブラックとシルバーの2色。
有効710万画素のCCDと、35ミリフィルム換算で35-105mmの沈同式光学3倍ズームレンズを搭載。レンズには収差を補正するUD(特殊低分散ガラス)を使用している。画像処理回路には高画質・高速処理が特徴の「DIGIC III」を装備する。
被写体の顔を検出してピントや適正な露出を設定する「フェイスキャッチテクノロジー」も搭載。今回、「フェイスキャッチテクノロジー」には新たにフラッシュの光量を制御する機能と赤目を防止する機能を追加した。手ブレや被写体ブレを抑えるISO1600の高感度撮影機能も備える。
モニターは、反射光やキズ、汚れ対策などを施した保護カバーを組み合わせた約23万画素の2.5型クリアライブ液晶を搭載。電源にはリチウムイオン充電池を使用する。記録媒体はSDメモリカード、SDHCメモリカード、マルチメディアカード。サイズは幅89.5×高さ53.5×厚さ19.4mm、本体のみの重さは約125g。
「IXY DIGITAL 90」は、モニターに約23万画素の3.0型クリアライブ液晶を装備。指を置くとセンサーが感知し、液晶モニターに操作部分のアイコンが表示されるタッチホイールを搭載したほか、撮影モードと再生モードをすばやく切り替えることが可能な独立再生ボタンを採用するなど、使い勝手の向上を図った。
有効710万画素のCCDと35ミリフィルムカメラ換算で35-105mmの沈同式光学3倍ズームレンズを装備。画像処理回路は「DIGIC III」で、「フェイスキャッチテクノロジー」、手ブレや被写体ブレを抑えるISO1600の高感度撮影機能などを搭載する。記録媒体はSDメモリカード、SDHCメモリカード、マルチメディアカード。
「IXY DIGITAL 10」同様、レンズ鏡筒部や基板の小型化などを行い、幅91.6×高さ56.8×厚さ19.6mmの薄型化を実現した。本体のみの重さは約130g。電源はリチウムイオン充電池。
一方、「PowerShot」シリーズでは「TXシリーズ」を新たに投入。第1弾「TX1」は、デジタルビデオカメラのような縦型の本体に有効710万画素のCCDと35ミリフィルムカメラ換算で390-390mmの沈同式光学10倍ズームレンズを搭載。モニターを見ながら片手で撮影する。
背面には、親指1本でカメラの操作が可能なマルチコントローラーを採用。また、レンズには収差を補正するUD(特殊低分散ガラス)を使用し、レンズシフト式の手ブレ補正機構も盛り込んだ。手ブレや被写体ブレを抑えるISO1600の高感度撮影機能も備える。画像処理回路は「DIGIC III」で、「フェイスキャッチテクノロジー」も搭載した。
記録媒体はSDメモリカード、SDHCメモリカード、マルチメディアカード、MMCプラスカード。モニターは1.8型バリアングル液晶。電源はリチウムイオン充電池。サイズは幅88.8×高さ59.9×厚さ29mm、本体のみの重さは約220g。
「PowerShot A570 IS」は、前モデル「A570」の後継機種で、有効710万画素のCCDと、35ミリフィルムカメラ換算で35-104mmの光学4倍ズームレンズを搭載。レンズシフト式手ブレ補正機構を新たに装備した。
画像処理回路は「DIGIC III」で、「フェイスキャッチテクノロジー」も備える。オートやシャッタースピード優先、絞り優先、マニュアルなど19通りの撮影モードの設定が可能。記録媒体はSDメモリカード、SDHCメモリカード、マルチメディアカード。電源は単3形アルカリ電池またはニッケル水素電池2本。サイズは幅89.5×高さ64.3×厚さ42.8mm、重さは約175g。
実勢価格は「IXY DIGITAL 10」が3万7000円前後、「IXY DIGITAL 90」が4万円前後、「PowerShot TX1」が5万円前後、「PowerShot A570 IS」は3万円前後の見込み。
キヤノンマーケティングジャパンの村瀬治男社長は発表会で、「07年のコンパクトデジタルカメラの市場はまだ拡大する。今年はIXYで20%、PowerShotで5%、合計25%の市場シェアを取りに行きたい」と意気込みを述べた。
また、キヤノンの内田恒二社長は「07年はキヤノン創業の70周年にあたる。カメラ事業はアナログカメラは低迷したが、デジタルカメラになり、06年は1兆円を突破。連結の売り上げで4分の1を占めるまでになった。この70周年に強力な新製品を投入し、2010年までに世界のトップ100社入りを目指したい」と述べた。
キヤノンでは同時に、「IXY DIGITAL シリーズ」のイメージキャラクターに俳優のオダギリジョーさんを起用すると発表した。同シリーズのイメージキャラクターはこれまで元サッカー日本代表選手の中田英寿さんが務めていた。
発表会にはオダギリさんも登場。写真について聞かれ、「写真に興味を持ったのは20歳ぐらいの時。絵は時間がかかるけど、写真は一瞬を切り取ることができる」と話した。また、カメラを使っているかとの質問には「海外に行くときにはいつもカメラを持っていって、風景や現地の人たちを撮っている」と答えた。
キヤノンは2月22日、コンパクトデジタルカメラ4機種を3月中旬に発売すると発表した。ラインアップは「IXY DIGITAL 10」「IXY DIGITAL 90」の「IXY DIGITAL シリーズ」が2機種、「PowerShot TX1」「PowerShot A570 IS」の「PowerShot シリーズ」が2機種。価格はすべてオープン。
コンパクトデジタルカメラ「IXY DIGITAL」シリーズは、06年で10周年を迎えた。キヤノンでは今年を「IXY DIGITALの新しい10年の幕開け」(岩下知徳・イメージコミュニケーション事業本部長)と位置付け、シリーズの特徴である小型サイズを継承しながら、高機能化を図った。
「IXY DIGITAL 10」は薄型化を追求。シャッターやレンズユニットの見直しでレンズ鏡筒部の厚さを削減し、基板の小型化や内蔵ストロボのレイアウトを変更することで、従来機種よりも2.3mm減の厚さ19.4mmを実現した。カラーは、フロントカバーのレンズ部分と鏡筒側面部分の色が異なるブラックとシルバーの2色。
有効710万画素のCCDと、35ミリフィルム換算で35-105mmの沈同式光学3倍ズームレンズを搭載。レンズには収差を補正するUD(特殊低分散ガラス)を使用している。画像処理回路には高画質・高速処理が特徴の「DIGIC III」を装備する。
被写体の顔を検出してピントや適正な露出を設定する「フェイスキャッチテクノロジー」も搭載。今回、「フェイスキャッチテクノロジー」には新たにフラッシュの光量を制御する機能と赤目を防止する機能を追加した。手ブレや被写体ブレを抑えるISO1600の高感度撮影機能も備える。
モニターは、反射光やキズ、汚れ対策などを施した保護カバーを組み合わせた約23万画素の2.5型クリアライブ液晶を搭載。電源にはリチウムイオン充電池を使用する。記録媒体はSDメモリカード、SDHCメモリカード、マルチメディアカード。サイズは幅89.5×高さ53.5×厚さ19.4mm、本体のみの重さは約125g。
「IXY DIGITAL 90」は、モニターに約23万画素の3.0型クリアライブ液晶を装備。指を置くとセンサーが感知し、液晶モニターに操作部分のアイコンが表示されるタッチホイールを搭載したほか、撮影モードと再生モードをすばやく切り替えることが可能な独立再生ボタンを採用するなど、使い勝手の向上を図った。
有効710万画素のCCDと35ミリフィルムカメラ換算で35-105mmの沈同式光学3倍ズームレンズを装備。画像処理回路は「DIGIC III」で、「フェイスキャッチテクノロジー」、手ブレや被写体ブレを抑えるISO1600の高感度撮影機能などを搭載する。記録媒体はSDメモリカード、SDHCメモリカード、マルチメディアカード。
「IXY DIGITAL 10」同様、レンズ鏡筒部や基板の小型化などを行い、幅91.6×高さ56.8×厚さ19.6mmの薄型化を実現した。本体のみの重さは約130g。電源はリチウムイオン充電池。
一方、「PowerShot」シリーズでは「TXシリーズ」を新たに投入。第1弾「TX1」は、デジタルビデオカメラのような縦型の本体に有効710万画素のCCDと35ミリフィルムカメラ換算で390-390mmの沈同式光学10倍ズームレンズを搭載。モニターを見ながら片手で撮影する。
背面には、親指1本でカメラの操作が可能なマルチコントローラーを採用。また、レンズには収差を補正するUD(特殊低分散ガラス)を使用し、レンズシフト式の手ブレ補正機構も盛り込んだ。手ブレや被写体ブレを抑えるISO1600の高感度撮影機能も備える。画像処理回路は「DIGIC III」で、「フェイスキャッチテクノロジー」も搭載した。
記録媒体はSDメモリカード、SDHCメモリカード、マルチメディアカード、MMCプラスカード。モニターは1.8型バリアングル液晶。電源はリチウムイオン充電池。サイズは幅88.8×高さ59.9×厚さ29mm、本体のみの重さは約220g。
「PowerShot A570 IS」は、前モデル「A570」の後継機種で、有効710万画素のCCDと、35ミリフィルムカメラ換算で35-104mmの光学4倍ズームレンズを搭載。レンズシフト式手ブレ補正機構を新たに装備した。
画像処理回路は「DIGIC III」で、「フェイスキャッチテクノロジー」も備える。オートやシャッタースピード優先、絞り優先、マニュアルなど19通りの撮影モードの設定が可能。記録媒体はSDメモリカード、SDHCメモリカード、マルチメディアカード。電源は単3形アルカリ電池またはニッケル水素電池2本。サイズは幅89.5×高さ64.3×厚さ42.8mm、重さは約175g。
実勢価格は「IXY DIGITAL 10」が3万7000円前後、「IXY DIGITAL 90」が4万円前後、「PowerShot TX1」が5万円前後、「PowerShot A570 IS」は3万円前後の見込み。
キヤノンマーケティングジャパンの村瀬治男社長は発表会で、「07年のコンパクトデジタルカメラの市場はまだ拡大する。今年はIXYで20%、PowerShotで5%、合計25%の市場シェアを取りに行きたい」と意気込みを述べた。
また、キヤノンの内田恒二社長は「07年はキヤノン創業の70周年にあたる。カメラ事業はアナログカメラは低迷したが、デジタルカメラになり、06年は1兆円を突破。連結の売り上げで4分の1を占めるまでになった。この70周年に強力な新製品を投入し、2010年までに世界のトップ100社入りを目指したい」と述べた。
キヤノンでは同時に、「IXY DIGITAL シリーズ」のイメージキャラクターに俳優のオダギリジョーさんを起用すると発表した。同シリーズのイメージキャラクターはこれまで元サッカー日本代表選手の中田英寿さんが務めていた。
発表会にはオダギリさんも登場。写真について聞かれ、「写真に興味を持ったのは20歳ぐらいの時。絵は時間がかかるけど、写真は一瞬を切り取ることができる」と話した。また、カメラを使っているかとの質問には「海外に行くときにはいつもカメラを持っていって、風景や現地の人たちを撮っている」と答えた。