オリンパス、水深10mまで撮影OKで衝撃にも強いコンパクトデジタルカメラ

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2007/02/16 16:20



 オリンパスイメージング(大久保雅治社長)は2月16日、水深10mまでの水中撮影が可能なコンパクトデジタルカメラ「μ 770SW」を3月上旬に発売すると発表した。価格はオープンで、実勢価格は5万円前後の見込み。カラーはダークシルバー、ディープブルー、モカブラウンの3色。

 「μ・SWシリーズ」の特徴である水や衝撃に強い構造をさらに強化。従来機種では水深5mまでだった防水機能をJIS0920保護等級8相当となる、水深10mまで向上させた。ホコリや汚れ対策として、JIS0920保護等級6相当の防塵機能も備える。また、カメラ内部や外装の素材を工夫することで、マイナス10度の温度でも使用できるようにした。

 折り曲げ光学式レンズユニット、ボディ内部用の衝撃吸収材、電気基板の浮遊化、耐久性の高い外装用素材を採用しており、高さ1.5mから落下しても正常に動作する。ボディ外周にはステンレスを使用し、100kgf(重量キログラム)の荷重にも耐えることができる。

 そのほか、「水圧」「標高」「気圧」を測定できる圧力センサーをはじめ、スーパーマクロモードでの撮影時、シャッターボタンを半押しするとライトが光って手ブレを抑える「スーパーマクロLED」、撮影時や電源オフの状態でメニューボタンを長押しすると、懐中電灯のようにライトが光るワンタッチライトといった機能を搭載する。

 CCDは有効710万画素で、35ミリフィルムカメラ換算で38-114mmの光学3倍ズームレンズを搭載。モニターは、従来よりも輝度・コントラストを約20%高め、上下左右約170度の広視野角を持つ2.5型のハイパークリスタル液晶を採用した。

 記録媒体にはxD-ピクチャーカードを使用し、約18MBのメモリも内蔵する。電源はリチウムイオン充電池で、約220枚の撮影が可能。本体サイズは幅91.8×高さ59.2×奥行き20.6mm。電池とカードを除く重さは155g。