ソフトバンクM、ドコモに対抗したパケット定額サービスを3月から導入
ソフトバンクモバイルは、NTTドコモの料金プランと同内容の「ブループラン」の契約者を対象に、2種類のパケット定額サービス「パケット定額フル」「パケット定額Biz」を3月1日から導入すると発表した。現在、ソフトバンクを利用中のユーザーの変更は2月23日から、その他は3月1日から受け付けを開始する。
「パケット定額フル」は、パソコン向けのウェブサイトを携帯電話で閲覧できる「PCサイトブラウザ」利用者向けのプランで、「PCサイトブラウザ」をはじめ、電子メールサービス「S!メール」、携帯電話用ウェブサイトが月額5985円の定額で利用できる。SMS(ショートメッセージサービス)、PCサイトダイレクト、パソコンを使ってのデータ通信は対象外。
一方、「パケット定額Biz」は、PDA(携帯情報端末)型の携帯電話「X01HT」「X01NK」でインターネット接続する「PCサイトダイレクト」の利用者向けで、「PCサイトダイレクト」と「S!メール」、携帯電話用ウェブサイトが同じく月額5985円の定額で利用できる。SMS、PCサイトブラウザ、パソコンを使ってのデータ通信は対象外。
2プランとも、他のパケット定額サービス、パケット割引サービスなどとの重複加入はできない。また別途、月額315円の「S!ベーシックパック基本料」がかかる。SMSは1通あたり5.25円で、対象外のPCサイトブラウザ、PCサイトダイレクト、データ通信はそれぞれ1パケットあたり0.021円の従量課金となる。
ソフトバンクモバイルは06年10月に、ドコモ、au(KDDI)に対抗する料金プラン「ブループラン」「オレンジプラン」を発表。発表会のなかで孫正義社長が「他社が追従、対抗値下げなどを行った場合には24時間以内に対抗サービスを発表する」と表明していた。今回の新たな定額サービスは、NTTドコモが1月31日に発表した月額5985円のパケット定額サービス「パケ・ホーダイフル」「Biz・ホーダイ」に対抗するサービスとなる。