BCN、「BCN ITジュニア賞 2007」表彰式、若きエンジニアたちが作品を披露
BCN(奥田喜久男社長)は1月26日、「ITジュニア賞 2007」の表彰式を東京・港区にある「青山ダイヤモンドホール」で開催した。2回目を数える今回は、石川県立金沢北陵高等学校、長野県松本工業高等学校、小山工業高等専門学校、鈴鹿工業高等専門学校、長野工業高等専門学校の5校が受賞した。
BCN(奥田喜久男社長)は1月26日、「BCN ITジュニア賞 2007」の表彰式を東京・港区にある「青山ダイヤモンドホール」で開催した。2回目を数える今回は、石川県立金沢北陵高等学校、長野県松本工業高等学校、小山工業高等専門学校、鈴鹿工業高等専門学校、長野工業高等専門学校の5校が受賞した。
「BCN ITジュニア賞」は、次世代のIT技術立国を担う若い世代にものづくりの情熱を伝えることを目的として06年に創設。「BCN AWARD」に集う「IT業界のプロ」から若者たちへ、IT技術に取り組む情熱が受け継がれる場になればとの願いも込められている。
表彰式に先立ち、「BCN ITジュニア賞」を運営するNPO(非営利法人)「ITジュニア育成交流協会」の高山由理事長が「プロのIT技術者たちと若者たちがものづくりにかける夢と情熱を共有できる場。IT業界のプロの方々にITの勉強に励む若い人たちの、新鮮で独創性のある提案力を知っていただきたい」と挨拶した。
続いて受賞校による学校の紹介や作品のプレゼンテーションが行われた。最初は石川県立金沢北陵高等学校。同校は、「第27回全国高校生プログラミングコンテスト(プロコン)」で、課題「ターゲット2」の優勝校。総合学科1年の大家英明さんと紙谷星悟さんが学校やコンピュータ部を紹介した。
次は、「第6回高校生ものづくりコンテスト 電子回路組み立て部門」で優勝した長野県松本工業高等学校。電子工業科2年の小口宏之さんと3年の前田直人さんが、学校やキャリーロボット、相撲ロボット、マイコンカーなどを開発する電子工学部の部活活動について紹介した。
3番目は小山工業高等専門学校。電気情報工学科5年の金子真尚さんと椎名誠さんが、立方体ブロックと音楽を組み合わせた玩具「みゅーびっく」のプレゼンテーションを行った。「みゅーびっく」は立方体のブロックを組み立てると音楽が鳴ったり、光ったりするもの。「第17回プログラミングコンテスト」の課題「子供心とコンピュータ」で審査員特別賞を受賞した作品。金子さんは「小さな子供たちに手でものをつくる楽しみを感じてもらいたかった」と開発の想いを語った。
鈴鹿工業高等専門学校は4番目に登場。プロコンの自由部門で最優秀賞と文部大臣賞を受賞したソフト「ループ・ゴールドバーグ・マシン・ビルダー」を、電子情報工学科4年高橋勲さんと出口祐輝さんが紹介した。「ゴールドバーグ・マシン」とは単純な動作を複雑な手順で行う装置のことで、ソフトではボールやドミノ、サイコロなどを使って、パソコン上に設けた仮想空間で、ボールを転がし、ドミノ倒しをしたりして遊ぶことができる。
最後は長野工業高等専門学校。しゃぼん玉を割って遊ぶソフト「しゃぼん玉とばそ」について、電子情報工学科3年の石飛太一さんと柴田晃佐さんがプレゼンを行った。「しゃぼん玉とばそ」は、「プロコン」の課題「子供心とコンピュータ」で最優秀賞と文部科学大臣賞を受賞した作品。石飛さんと柴田さんは、おもちゃ屋や地元の科学センターの講座に参加した子供たちの様子などにヒントを得たソフト開発の経緯を話し、「このソフト開発でものづくりの大切さを学んだ。この経験を将来に活かしたい」と話した。これら、各校のプレゼンテーションの後、「BCN ITジュニア賞 2007」受賞校の表彰式が行われた。
最後に「ITジュニア賞」の来賓を代表して、全国情報技術教育研究会の会長で、高校生ものづくりコンテスト電子回路組立部門実行委員の新井誠氏と全国高等専門学校プログラミングコンテスト委員会の副委員長の山崎誠氏が挨拶した。
新井氏は「(高校生ものづくりコンテスト)を(IT技術の)基礎、基本を踏まえたコンテスとして今後も全国展開していきたい」と抱負を述べた。一方、山崎氏は「(プロコンに)出場している学生たちの活躍をじかに見に来てもらいたい」と「BCN AWARD 2007」に出席したメーカーの関係者に呼びかけた。式典終了後に開かれた懇親会では、受賞各校が特設ブースを開き、作品のデモンストレーションを行って交流を深めた。
BCN(奥田喜久男社長)は1月26日、「BCN ITジュニア賞 2007」の表彰式を東京・港区にある「青山ダイヤモンドホール」で開催した。2回目を数える今回は、石川県立金沢北陵高等学校、長野県松本工業高等学校、小山工業高等専門学校、鈴鹿工業高等専門学校、長野工業高等専門学校の5校が受賞した。
「BCN ITジュニア賞」は、次世代のIT技術立国を担う若い世代にものづくりの情熱を伝えることを目的として06年に創設。「BCN AWARD」に集う「IT業界のプロ」から若者たちへ、IT技術に取り組む情熱が受け継がれる場になればとの願いも込められている。
表彰式に先立ち、「BCN ITジュニア賞」を運営するNPO(非営利法人)「ITジュニア育成交流協会」の高山由理事長が「プロのIT技術者たちと若者たちがものづくりにかける夢と情熱を共有できる場。IT業界のプロの方々にITの勉強に励む若い人たちの、新鮮で独創性のある提案力を知っていただきたい」と挨拶した。
続いて受賞校による学校の紹介や作品のプレゼンテーションが行われた。最初は石川県立金沢北陵高等学校。同校は、「第27回全国高校生プログラミングコンテスト(プロコン)」で、課題「ターゲット2」の優勝校。総合学科1年の大家英明さんと紙谷星悟さんが学校やコンピュータ部を紹介した。
次は、「第6回高校生ものづくりコンテスト 電子回路組み立て部門」で優勝した長野県松本工業高等学校。電子工業科2年の小口宏之さんと3年の前田直人さんが、学校やキャリーロボット、相撲ロボット、マイコンカーなどを開発する電子工学部の部活活動について紹介した。
3番目は小山工業高等専門学校。電気情報工学科5年の金子真尚さんと椎名誠さんが、立方体ブロックと音楽を組み合わせた玩具「みゅーびっく」のプレゼンテーションを行った。「みゅーびっく」は立方体のブロックを組み立てると音楽が鳴ったり、光ったりするもの。「第17回プログラミングコンテスト」の課題「子供心とコンピュータ」で審査員特別賞を受賞した作品。金子さんは「小さな子供たちに手でものをつくる楽しみを感じてもらいたかった」と開発の想いを語った。
鈴鹿工業高等専門学校は4番目に登場。プロコンの自由部門で最優秀賞と文部大臣賞を受賞したソフト「ループ・ゴールドバーグ・マシン・ビルダー」を、電子情報工学科4年高橋勲さんと出口祐輝さんが紹介した。「ゴールドバーグ・マシン」とは単純な動作を複雑な手順で行う装置のことで、ソフトではボールやドミノ、サイコロなどを使って、パソコン上に設けた仮想空間で、ボールを転がし、ドミノ倒しをしたりして遊ぶことができる。
最後は長野工業高等専門学校。しゃぼん玉を割って遊ぶソフト「しゃぼん玉とばそ」について、電子情報工学科3年の石飛太一さんと柴田晃佐さんがプレゼンを行った。「しゃぼん玉とばそ」は、「プロコン」の課題「子供心とコンピュータ」で最優秀賞と文部科学大臣賞を受賞した作品。石飛さんと柴田さんは、おもちゃ屋や地元の科学センターの講座に参加した子供たちの様子などにヒントを得たソフト開発の経緯を話し、「このソフト開発でものづくりの大切さを学んだ。この経験を将来に活かしたい」と話した。これら、各校のプレゼンテーションの後、「BCN ITジュニア賞 2007」受賞校の表彰式が行われた。
最後に「ITジュニア賞」の来賓を代表して、全国情報技術教育研究会の会長で、高校生ものづくりコンテスト電子回路組立部門実行委員の新井誠氏と全国高等専門学校プログラミングコンテスト委員会の副委員長の山崎誠氏が挨拶した。
新井氏は「(高校生ものづくりコンテスト)を(IT技術の)基礎、基本を踏まえたコンテスとして今後も全国展開していきたい」と抱負を述べた。一方、山崎氏は「(プロコンに)出場している学生たちの活躍をじかに見に来てもらいたい」と「BCN AWARD 2007」に出席したメーカーの関係者に呼びかけた。式典終了後に開かれた懇親会では、受賞各校が特設ブースを開き、作品のデモンストレーションを行って交流を深めた。