富士ゼロックス、高速・高画質なA3カラーレーザープリンタなど
富士ゼロックスプリンティングシステムズ(富士ゼロックス、堀江潔社長)は1月16日、高速・高画質のA3対応カラーレーザープリンタ「DocuPrint(ドキュプリント) C3250」と、DTP市場向けのA3ノビ対応カラーレーザープリンタ「DocuPrint CG835 LII」を発表した。「DocuPrint C3250」は2月15日、「DocuPrint CG835 LII」は1月22日に発売する。
「DocuPrint C3250」は、中間転写体を搭載したタンデムレーザーエンジンで用紙搬送の高速化を図り、高性能RISCプロセッサ「PowerPC G3(600MHz)」でデータ処理速度を高めたのが特徴。カラーで毎分26枚、モノクロで毎分36枚の高速印刷が可能。標準で両面印刷にも対応する。
データ処理・出力解像度ともにリアル1200×1200dpiに対応。600dpiでは各色256階調1670万色のフルカラー印刷ができる。鮮やかな色再現を可能にする「EA-HGトナー」、色補正技術「3D-ACM技術」も搭載した。Windows Vistaで採用する文書フォーマット「XPS」に対応し、XPSファイルのダイレクトプリントも可能。
給紙機能では標準トレイ560枚と手差しトレイ100枚、合計600枚の給紙に対応。ホッチキス止めやパンチなどの後処理機能も搭載する。別売りのスキャナと接続すれば、カラーコピーも可能。
また、PCとプリンタ間の通信経路を暗号化するなどのセキュリティ機能も備えた。100BASE-TX/10BASE-T Ethernetを標準で装備し、複数のプロトコルが混在するマルチネットワークにも対応する。税別価格は29万8000円。
一方、「DocuPrint CG835 LII」は、1000BASE-T Ethernetを標準装備し、従来機「DocuPrint CG835 Lite」からプリンタサーバーの性能を向上させた。PDF1.6に対応する「Adobe PostScript 3」を搭載。測色器「Eye-One」も備えており、大量出力時や経時変化による色再現性の変動も簡単に補正できる。
税別価格は、ディスプレイなしモデル「DocuPrint CG835 LII WOD」が74万8000円、ディスプレイ付属モデル「DocuPrint CG835 LII WD」が79万8000円。