NTTドコモ、三菱電機製端末のバッテリーをリコール、130万個を回収へ

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2006/12/07 18:58

 NTTドコモは12月7日、三菱電機製の携帯電話機「FOMA D902i」対応の充電バッテリー「D06」の約130万個をリコール(回収・無償修理)すると発表した。また、バッテリー交換を優先するため、7日から「FOMA D902i」を含め、三菱電機製の端末「FOMA D902iS」「FOMA D903i」の販売を一時停止した。

 NTTドコモは12月7日、三菱電機製の携帯電話機「FOMA D902i」対応の充電バッテリー「D06」の約130万個をリコール(回収・無償修理)すると発表した。また、バッテリー交換を優先するため、7日から「FOMA D902i」を含め、三菱電機製の端末「FOMA D902iS」「FOMA D903i」の販売を一時停止した。

 対象となるのは電池パック「D06」のうち、06年5月以前に製造されたもので、製品に貼ってあるラベルのアルファベット3桁が「OKA」「OLA」「PAA」「PBA」「PCA」「PDA」「PEA」の製品。NTTドコモでは対象となるバッテリーを利用するユーザーにダイレクトメールで通知し、交換バッテリーを送付するほか、ドコモショップでの交換も実施する。さらに新聞広告やホームページなどでも情報を流し、周知を図る。

 該当バッテリーは電池内部の電極板が変形することがあり、その場合に電池内部で電極板と絶縁シートが接触すると、絶縁シートが損傷する。絶縁シートが損傷した状態で、バッテリー表面にキズやヘコミができる程度の力が加わると、充電中や充電直後に電池パック本体が異常発熱し、場合によっては破裂する恐れがある。

 NTTドコモでは、不具合の原因を製造工程上の問題と説明。これまでの調査でバッテリーが破裂に至った事例1件を確認したという。また、外部からの過大な衝撃による異常発熱、破裂のついてのユーザーからの申告を17件受けたとしている。