ソフォス、11月のワースト10ウイルス、3種類がWindows Vistaに影響
ソフォス(アラン・ブロデリック社長)は12月1日、11月のコンピュータウイルスの報告数をまとめた「トップ10ウイルス」を発表した。
ソフォス(アラン・ブロデリック社長)は12月1日、11月のコンピュータウイルスの報告数をまとめた「トップ10ウイルス」を発表した。
ランキング1位は「Stratio-Zip」(33.3%)。以下は「Netsky-P」(15.6%)、「Bagle-Zip」(6.1%)、「Zafi-B」(4.3%)、「Netsky-D」(3.9%)、「Nyxem-D」(2.5%)、「MyDoom-O」(2.5%)、「Mytob-C」(2.4%)、新規の「Sality-AA」(1.8%)、「Zafi-D」(1.7%)の順。「Stratio-Zip」ワームが「Netsky-P」を抑えトップに立った。「Stratio-Zip」は、11月にソフォスに報告されたマルウェアの3分の1を占めている。
トップ10に含まれるマルウェアのうち、「Stratio-Zip」「Netsky-D」「MyDoom-O」の3種類が「Microsoft Windows Vista」のセキュリティ機能を回避して動作するため、「Vista」の発売後に感染を引き起こす可能性があるという。この3種は、11月のマルウェアの39.7%を占めている。
ソフォスでは、「Vista」におけるマルウェアの動作検証を、サードパーティの脅威対策ソフトを動作していない環境上で実施した。その結果、「Outlook」のアップグレード版「Windows Mail」のクライアントは、すべての脅威を検知し阻止することを確認したが、サードパーティ製のウェブメールクライアントを使用した場合、「Stratio-Zip」「Netsky-D」「MyDoom-O」は「Vista」の防御を避けられることがわかった。そのため、「Windows Mail」以外のメールクライアントを使用している組織や、従業員にウェブなどによる個人メールへのアクセスを許している組織では、感染を引き起こす可能性があると指摘している。
これまで、「Vista」の発売でマルウェアはなくなると楽観視する風潮もあったが、今回の検証でそうではないことが実証された。同社では、「Vista」ではさまざまなセキュリティ強化が図られているものの、個別のマルウェア対策の導入は重要としている。サイバー犯罪者は、すでに「Vista」に対応したマルウェアの開発にあたっていると思われるため、ユーザーは、現在使用している脅威対策ソフトが「Vista」で十分な保護を提供するかどうかを十分に検討し、今後の脅威対策を決定すべきだと訴えている。
11月に世界中で送受信された全メールのうち、悪意のあるものは357通に1通の割合(0.28%)だった。ソフォスが11月に検知した新規の脅威は7612件で、ソフォスが10月までに阻止した脅威の総数は20万1433件となった。
11月にソフォスが報告を受けた偽ウイルス情報のワースト10は、「Hotmail hoax」(7.7%)、「Olympic torch」(7.2%)、「Budweiser frogs screensaver」(6.3%)、「Parcel Delivery Service scam」(4.9%)、「A virtual card for you」(4.1%)、「Bonsai kitten」(3.7%)、「Justice for Jamie」(3.0%)、「MSN is closing down」(2.8%)、「Meninas da Playboy」(2.7%)、「Applebees Gift Certificate」(2.7%)の順だった。
ソフォス(アラン・ブロデリック社長)は12月1日、11月のコンピュータウイルスの報告数をまとめた「トップ10ウイルス」を発表した。
ランキング1位は「Stratio-Zip」(33.3%)。以下は「Netsky-P」(15.6%)、「Bagle-Zip」(6.1%)、「Zafi-B」(4.3%)、「Netsky-D」(3.9%)、「Nyxem-D」(2.5%)、「MyDoom-O」(2.5%)、「Mytob-C」(2.4%)、新規の「Sality-AA」(1.8%)、「Zafi-D」(1.7%)の順。「Stratio-Zip」ワームが「Netsky-P」を抑えトップに立った。「Stratio-Zip」は、11月にソフォスに報告されたマルウェアの3分の1を占めている。
トップ10に含まれるマルウェアのうち、「Stratio-Zip」「Netsky-D」「MyDoom-O」の3種類が「Microsoft Windows Vista」のセキュリティ機能を回避して動作するため、「Vista」の発売後に感染を引き起こす可能性があるという。この3種は、11月のマルウェアの39.7%を占めている。
ソフォスでは、「Vista」におけるマルウェアの動作検証を、サードパーティの脅威対策ソフトを動作していない環境上で実施した。その結果、「Outlook」のアップグレード版「Windows Mail」のクライアントは、すべての脅威を検知し阻止することを確認したが、サードパーティ製のウェブメールクライアントを使用した場合、「Stratio-Zip」「Netsky-D」「MyDoom-O」は「Vista」の防御を避けられることがわかった。そのため、「Windows Mail」以外のメールクライアントを使用している組織や、従業員にウェブなどによる個人メールへのアクセスを許している組織では、感染を引き起こす可能性があると指摘している。
これまで、「Vista」の発売でマルウェアはなくなると楽観視する風潮もあったが、今回の検証でそうではないことが実証された。同社では、「Vista」ではさまざまなセキュリティ強化が図られているものの、個別のマルウェア対策の導入は重要としている。サイバー犯罪者は、すでに「Vista」に対応したマルウェアの開発にあたっていると思われるため、ユーザーは、現在使用している脅威対策ソフトが「Vista」で十分な保護を提供するかどうかを十分に検討し、今後の脅威対策を決定すべきだと訴えている。
11月に世界中で送受信された全メールのうち、悪意のあるものは357通に1通の割合(0.28%)だった。ソフォスが11月に検知した新規の脅威は7612件で、ソフォスが10月までに阻止した脅威の総数は20万1433件となった。
11月にソフォスが報告を受けた偽ウイルス情報のワースト10は、「Hotmail hoax」(7.7%)、「Olympic torch」(7.2%)、「Budweiser frogs screensaver」(6.3%)、「Parcel Delivery Service scam」(4.9%)、「A virtual card for you」(4.1%)、「Bonsai kitten」(3.7%)、「Justice for Jamie」(3.0%)、「MSN is closing down」(2.8%)、「Meninas da Playboy」(2.7%)、「Applebees Gift Certificate」(2.7%)の順だった。