クイックサン、FOMA端末で操作できるブラウザを開発、無料提供を開始

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2006/12/05 10:06

 クイックサン(安達寛高代表取締役)は、NTTドコモの第三世代携帯電話「FOMA」をリモコンとして利用し操作するブラウザ「lipii(リピ)ブラウザ2」を発表、無償ダウンロード提供を開始した。

 クイックサン(安達寛高代表取締役)は、NTTドコモの第三世代携帯電話「FOMA」をリモコンとして利用し操作するブラウザ「lipii(リピ)ブラウザ2」を発表、無償ダウンロード提供を開始した。

 赤外線機能を搭載したFOMA携帯電話にブラウザ制御用のアプリをダウンロードし、パソコンに「lipii」をインストールを行い、赤外線受光機を接続することでFOMA端末からブラウザを制御する仕組み。

 ブラウザには「戻る」なら「1」、進むなら「2」といったように携帯電話のダイヤルボタンに対応する機能が割り当てられており、ユーザーは該当する番号を押すだけでブラウザを操作できる。

 また、閲覧しているホームページにリンクがあった場合に、そのURLを自動的に3桁の数字で表示する独自技術「オートナンバリング機能」を搭載しており、表示された番号を携帯電話に入力すれば、リンク先に飛ぶことができる。

 対応OSは「Windows XP」、次期Windows OS「Windows Vista(ビスタ)」でも利用できる。対応携帯電話はFOMA 903i/902i/901i/900i/702i/701i/700iの赤外線対応機種。赤外線受光機は専用機が必要。受光機はクイックサンの直販サイトで販売しており、価格は1980円。

 クイックサンでは来年、専用リモコンとブラウザ、赤外線受光機のパッケージの発売を予定。将来的には、「電話番号」「証券コード」など、同社のサーバーを通じて数字や記号とコンテンツをダイレクトにシンクロさせる事業も展開していく考え。