セルシス、携帯電話向け電子書籍ソリューションを非公式サイトにも拡大
セルシス(川上陽介代表取締役)は11月29日、携帯電話向けの電子コミック配信ソリューションを拡充すると発表した。これまで対応できなかった無料サイトや非公式サイトに対しても、07年1月に電子書籍ビューア(閲覧ソフト)提供を開始する。
セルシス(川上陽介代表取締役)は11月29日、携帯電話向けの電子コミック配信ソリューションを拡充すると発表した。これまで対応できなかった無料サイトや非公式サイトに対しても、07年1月に電子書籍ビューア(閲覧ソフト)の提供を開始する。
同社は、NTTドコモ、au、ソフトバンク3社の公式書籍サイト向けに、電子書籍ビューア「BookSurfing(ブックサーフィン)」と携帯端末向けコンテンツ制作ツール「ComicStudioEnterprise(コミックスタジオエンタープライズ)」を販売している。また、コンテンツサーバーの提供や受託コンテンツも制してきた。今回、対象サイトを拡大し、非公式サイトや音楽・ゲームなどを配信する非書籍サイト向けにも電子コミック配信ソリューションの提案・販売を行うことにしたもの。
NTTドコモ向けのサイトに提供するのは「BookSurfing」で、電子書籍をダウンロードしてファイル保存する機能や、しおり機能、ストーリに合わせて携帯電話を振動させたり、音楽や効果音を出すなどの画面効果機能を搭載する。ビューア使用料は、月間ダウンロード数が4万回までは無料で、4万回を超えると1ファイルあたり2円。
一方、au、ソフトバンク、PCサイト向けのには「FLASH Lite」を提供。ファイル保存機能やしおり機能は搭載しておらず、画面効果機能は一部制限されている。使用料は無料。
同社の川上代表取締役は、「現在パケット定額制を利用しているユーザー数は約200万人と言われており、電子書籍の年間売上高は100億円ほどだろう」と市場を推定。さらに「この1年間で携帯電話向け電子書籍サイトは急増している」として、「BookSurfing」の導入サイトが昨年12月に50を超えて以降右肩上がりで推移し、この11月には約220サイトに達したと説明した。また、「電子書籍配信サイトの約半数がコミックの専門サイト。今後も携帯電話でコミックを読む、という市場は拡大していくだろう」と今後の見通しを述べた。
携帯電話向け電子書籍サイトの増加について、野崎愼也専務取締役は「例えば小学館では携帯電話向けサイトで書籍の一部を無料公開しながら、ECサイトで書籍の販売を行っている」と事例を紹介し、「携帯電話で立ち読みした後、興味を持った書籍を購入するユーザーは増えているのではないか」と推測。電子書籍の普及が、従来の書籍の売上にも貢献するという見方を示した。
セルシス(川上陽介代表取締役)は11月29日、携帯電話向けの電子コミック配信ソリューションを拡充すると発表した。これまで対応できなかった無料サイトや非公式サイトに対しても、07年1月に電子書籍ビューア(閲覧ソフト)の提供を開始する。
同社は、NTTドコモ、au、ソフトバンク3社の公式書籍サイト向けに、電子書籍ビューア「BookSurfing(ブックサーフィン)」と携帯端末向けコンテンツ制作ツール「ComicStudioEnterprise(コミックスタジオエンタープライズ)」を販売している。また、コンテンツサーバーの提供や受託コンテンツも制してきた。今回、対象サイトを拡大し、非公式サイトや音楽・ゲームなどを配信する非書籍サイト向けにも電子コミック配信ソリューションの提案・販売を行うことにしたもの。
NTTドコモ向けのサイトに提供するのは「BookSurfing」で、電子書籍をダウンロードしてファイル保存する機能や、しおり機能、ストーリに合わせて携帯電話を振動させたり、音楽や効果音を出すなどの画面効果機能を搭載する。ビューア使用料は、月間ダウンロード数が4万回までは無料で、4万回を超えると1ファイルあたり2円。
一方、au、ソフトバンク、PCサイト向けのには「FLASH Lite」を提供。ファイル保存機能やしおり機能は搭載しておらず、画面効果機能は一部制限されている。使用料は無料。
同社の川上代表取締役は、「現在パケット定額制を利用しているユーザー数は約200万人と言われており、電子書籍の年間売上高は100億円ほどだろう」と市場を推定。さらに「この1年間で携帯電話向け電子書籍サイトは急増している」として、「BookSurfing」の導入サイトが昨年12月に50を超えて以降右肩上がりで推移し、この11月には約220サイトに達したと説明した。また、「電子書籍配信サイトの約半数がコミックの専門サイト。今後も携帯電話でコミックを読む、という市場は拡大していくだろう」と今後の見通しを述べた。
携帯電話向け電子書籍サイトの増加について、野崎愼也専務取締役は「例えば小学館では携帯電話向けサイトで書籍の一部を無料公開しながら、ECサイトで書籍の販売を行っている」と事例を紹介し、「携帯電話で立ち読みした後、興味を持った書籍を購入するユーザーは増えているのではないか」と推測。電子書籍の普及が、従来の書籍の売上にも貢献するという見方を示した。