メガソフト、栄養ケア・マネジメントの実施を支援するソフト
メガソフト(井町良明社長)は、グループ会社の夢工房(田中裕子社長)が開発・販売する栄養ケア・マネジメント対応ソフト「栄養ケア・マネジメント」を11月27日に発売する。価格は9万9750円。
「栄養ケア・マネジメント(NCM)」とは、特別養護老人ホーム、老人保健施設、介護療養型医療施設に入所している高齢者に対して、1人1人の栄養状態を把握し、食べ物の嗜好や食事の能力に応じて栄養ケア計画を作成・実施すること。医師、薬剤師、介護職員、管理栄養士などが実施状況を定期的に評価し、記録する。
夢工房のソフト「栄養ケア・マネジメント」では、厚生労働省の介護保険法改正に伴うNCM実施の流れに対応。「利用者登録」「栄養スクリーニング」「栄養アセスメント」「栄養ケア計画」「モニタリング(栄養ケア計画評価)」「カンファレンスによる栄養ケア実施評価」を画面構成に従って入力するだけで、必要な帳票を出力できる。
「栄養スクリーニング」では、低栄養リスクのレベルの自動判定が可能。対象者個人ごとの必要栄養量、喫食率からの栄養摂取量を自動算出することもできる。また、同社の給食管理ソフト「らくらく献立6・施設版」の個人情報・食事の栄養量を取り込むことで、入力の手間を省くことができる。対応OSはWindows XP、2000。
05年10月に新たな介護報酬制度が適用され、NCMが介護保険給付の対象となった。管理栄養士には、一律の基準を満たした食事を提供するのではなく、介護利用者1人1人に適した栄養ケアに取り組むことが求められており、「栄養ケア・マネジメント」を導入することで、介護利用者の栄養改善状況の管理が容易になり、NCMの作業を効率的に行うことができるとしている。