PCデポ、PCの月額会員制保守サービスなどを本格的にスタート
ピーシーデポコーポレーション(野島隆久社長)は11月14日、PCの月額会員制保守サービス「プレミアムサービス」の販売を本格的に開始した、と発表した。
同社は昨年11月から顧客が継続的にパソコンを利用するうえで必要な各種サービスをトータルで提供するサポートプログラムのテスト販売を行ってきたが、今回、販売・サポート体制の整備を図り、月額会員制保守サービスとして本格的に販売する。
ハード/ソフトメーカー、OSやインターネットプロバイダーなど21社の企業と協力し、ウイルス/スパイウェアのブロックと有害サイト閲覧制限などを行う「パソコンの継続的な安全性確保」、不意な故障やトラブルに対応する「パソコン延長保証」、使用中の設定による不具合やソフトウェア的トラブルを修復する「設定・復元の技術サポート店頭・出張」、「追加テクニカルサポートの優待」「インターネット接続環境のアップグレード、設定・再設定」の5つのメニューを用意。これらを組み合わせた約100コースを販売する。またコールセンターも設置する。
価格は月額600-3000円ほど。プロバイダーやブロードバンド回線使用料込みのコースも用意し、回線使用料込みのコースは6000円台から。同社は07年春には新メニューを追加する予定で、従来の保守サービス型サポートの会員を含め、3年で会員数10万人を目指す。
また同日、同社が運営するPC総合専門店「PCDEPOT」店内でメンテナンスや技術サポート全般を行う「受付カウンター兼サポート作業部門」の「パソコンクリニック」を家電量販店のインショップとして出店すると発表した。
「パソコンクリニック」は、高い専門技術を持ったコンサルタント兼技術員が常駐し、メンテナンスや技術サポート全般に対応する。現在7店のテスト店で運営中で、11月から本格稼動に切り替える。今期末で10-15店を出店する計画で、今後、年10-15店ほど出店していく予定。