アップル、エールフランスなど航空各社と協力し機内でiPodを活用可能に
米アップルコンピュータは、エールフランスやユナイテッドなど航空会社と協力し、iPodと機内設備を連携したiPod接続サービスを07年中頃から提供すると発表した。各航空会社が提供する「iPodシートコネクション」を利用することで、乗客は、飛行機の搭乗中にiPodを充電したり、シートバックのディスプレイにiPod内のビデオコンテンツを出力して鑑賞することができる。
今回、機内でiPodを接続できるようにするのは、エールフランス、コンチネンタル、デルタ、エミレーツ、KLM、ユナイテッドの計6つの航空会社。アップルでは、Panasonic Avionics社と協力し、今後多くの主要航空会社で同様のサービスが提供されるよう働きかけていく考え。
米国内で販売される07年モデルの新車で7割以上が対応可能となるなど、iPodは移動時や部屋のなかでの利用以外でも広がりを見せている。航空各社もこうした流れに乗ることで、iPodユーザーは飛行機の中でも音楽を楽しめるようになる。アップルによれば、iPodはこれまでに世界で7000万台近くが販売され、音楽配信サイト「iTunes Store」では世界中で15億曲以上をダウンロード販売したという。