三洋、使い捨て「ない」充電式カイロとUSB出力つき太陽光eneloop充電器

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2006/11/01 16:08



 三洋電機は10月31日、太陽光で発電し「eneloop(エネループ)」充電池に充電ができるソーラー充電器「eneloop solar charger(ソーラーチャージャー)」と、約500回繰り返して使える充電式カイロ「eneloop kairo(カイロ)」を発売すると発表した。

 「eneloop solar charger」は、外部電源を全く使わず、太陽エネルギーだけで充電できる充電器。太陽光での発電は不安定なため、本体に内蔵したリチウムイオンバッテリーに一旦充電。その後、eneloopに充電する仕組み。本体に備えたUSB端子経由で電源を供給することもできる。太陽電池パネルには、同社が97年に世界で始めて発売した高効率の「HIT太陽電池」を採用。単3形eneloop4個を同梱する。

 リチウムイオンバッテリーへの充電時間の目安は、秋の晴天時に太陽が当たる場所に設置した場合で約6日。そして、このリチウムイオンバッテリーが満充電の場合に単3形eneloop4個を充電するのに要する時間は約300分。発売は11月21日で、価格はオープン。実勢価格は2万円前後の見込み。

 「eneloop kairo」は、内部にリチウムイオンバッテリーを搭載。付属の専用ACアダプタで充電すれば、約500回の繰り返し使用ができる。電源のオン・オフ用スイッチを装備しており、途中で使用が止められなかった従来のカイロとは異なり、エネルギーの節約ができるという。

 また、自己温度制御機能をもった定温発熱体「PCT(Positive Temperature Coefficient)ヒーター」を採用し、マイコンで温度を制御。設定温度以上への温度上昇を防止しながら、使用時の温度変化も抑える。温度は強弱の2段階で調整可能。12月1日発売で、価格はオープン。実勢価格は4000円前後の見込み。