ケンウッド、独自の高音質化技術を搭載した携帯オーディオやSDコンポなど
ケンウッド(河原春郎社長)は10月27日、独自の高音質化技術を搭載したフラッシュメモリタイプの携帯オーディオ「M1GC7」を11月初旬に、「M2GC7」を11月中旬に発売すると発表した。価格はともにオープン。
新たに開発した「Newデジタルアンプ」を搭載。オーディオ帯域内のノイズを軽減することでクリアな音楽再生を実現するという。さらに、HDDタイプの同社製携帯オーディオで採用している独自の高音質化技術「Supreme」を搭載。音楽を圧縮する際に失われる高音域成分を22kHzまで補間することで、MP3やWMA形式の音楽ファイルでもCDに迫る高音質で再生する。
ダイレクトエンコード機能やFMチューナーも搭載した。USBホスト機能を搭載した同社製コンパクトHi-Fiシステム「UD-A77」「UD-A55」と接続すれば、ステレオにセットした音楽CDを4倍速で録音することもできる。メモリ容量は「M1GC7」が1GB、「M2GC7」は2GB。カラーは「M1GC7」がシルバーとブラックの2色、「M2GC7」がシルバー、ブラック、ブルー、レッドの4色。
また同社は、新製品と連携可能なコンパクトHi-Fiシステム「UD-A77」「UD-A55」を10月下旬、単体のCDレシーバー「RD-UDA55」を11月下旬に発売する。価格はすべてオープン。
「UD-A77」はUSB端子とSDカードスロットを搭載したCD/MDコンポで、「MD to USB録音機能」を備え、MDから本体につないだ携帯オーディオやUSBメモリに等速で録音できるのが特徴。スピーカーのカラーによって、木目とシルバーの2色を用意する。「UD-A55」はUSB端子とSDカードスロットを搭載したCDコンポで、カラーは木目調のみ。「RD-UDA55」はUSBホスト端子とSDカードスロットを備えたCDプレーヤー単体で、スピーカーは付属しない。
いずれも独自の高音質化技術「Supreme」を搭載。本体に搭載された高性能DSPによって高精度な演算処理を行い、オリジナルの音楽データのクオリティを損なうことなく再生する。音声面では、ほかにも独自の技術や部品を取り入れ、自然でリアルな音楽再生を実現する。実用最大出力は20W+20W。