ワーク・ライフバランス、育児休業からの職場復帰を支援するプログラム
ワーク・ライフバランス(小室淑恵代表取締役)は、企業の人事部・ダイバーシティ推進担当部などを対象に、育児休業者向け職場復帰支援プログラム「armo(アルモ)」の販売を開始した。1年間で200社への導入を目指す。
育児休業中の女性社員・男性社員が必要な育児情報や職場復帰のためのスキルを、自宅に居ながらインターネットで習得できるプログラム。育児休業開始前から職場に完全復帰するまでの間、子供の成長と育児者の心情の変化に合わせた育児情報やスムーズな復帰に向けてのノウハウ、仕事と育児を両立するコツなどをアドバイスする。ビジネススキル向上のためのITや英会話、財務関連など40以上の講座も提供する。
「出産予定日」と「職場復帰日」を入力するだけで、育児と職場復帰に関するスケジュールが算出され、その経過に合わせた情報の入手が可能。コミュニティブログも設置し、休職者同士や職場の上司との情報交換に利用したり、先輩職場復帰社員の復帰までの軌跡を閲覧できるなど、職場復帰への意欲を高める仕組みも導入した。復帰後のサポートとして、ベビーシッター派遣や保育所紹介、病時保育にも対応。女性管理職育成プログラム、ワーク・ライフバランスセミナーなど、長期的なキャリアプランを支援するセミナーも開催する。
プログラムでは、政府が支給する「育児休業者職場復帰プログラム実施奨励金」を円滑に受けるためのサポート、奨励金申請や休職者管理を効率よく行えるサポートツールのほか、次世代育成支援対策推進法認定取得のサポートや、企業内託児所設置に向けたコンサルティングも提供するため、企業は、幅広いニーズに適した労働環境をわずかな経費負担で提供することが可能となる。
さらに、優秀な人材の長期的確保、離職防止企業イメージの向上と採用時の優位性、多様な価値観の醸成、女性管理職の育成、マネジメント層の意識改革、コンプライアンスへの対応なども実現できる。