日本エフ・セキュア、未知のウイルス機能を強化したセキュリティソフト新版
日本エフ・セキュアは10月23日、個人向けセキュリティソフトの最新版「F-Secureインターネットセキュリティ2007」を11月中旬に発売すると発表した。パッケージ版に先立ち、10月30日からダウンロード販売を開始する。
最新版では、新たに未知のウイルス/スパイウェア対策として独自の保護機能「F-Secure DeepGuard(ディープガード)」を搭載。未知のウイルスやスパイウェアでも、そのふるまいから悪意あるプログラムと認識し、PCへの感染を防ぐことができる。Windowsなどの脆弱性を悪用した「ゼロデイアタック」も防止する。
また、スパイウェアエンジンをもう1つ追加し、スパイウェアの検出率と駆除機能を改善。リアルタイムスキャンや手動スキャンに加え、ターゲットスキャンを含むように統合を強化した。このほか、Rootkitマルウェアに対する保護の拡張、定義ファイル更新メカニズムの改善、システムリソースの使用低減によるパフォーマンス向上などの機能強化を図った。
また、ウェブアクセス制御機能として、ホワイトリストに掲載されたサイトのみを許可する「チャイルド」、コンテンツベースのフィルタリングを行う「ティーンエイジャー」、すべてにアクセスできる「ペアレント」の3つプロファイルを備えた「ペアレンタル・コントロール機能」を新たに搭載。保護者が子どものインターネットの使用時間を決められる「タイムロック機能」も搭載する。
価格はパッケージが6720円で、ダウンロード版が5775円。1ライセンスでPC3台までにインストールできる。現行の「F-Secureインターネットセキュリティ2006」ユーザーは、無償でアップグレード可能。なお、従来の日本向け仕様「ムーミンGUI版」に加えて、「F-Secure標準GUI版」も提供する。