PFU、輪島塗の完全オーダーメイドキーボード、ITと伝統工芸が融合
PFU(輪島藤夫社長)は10月12日、高品位コンパクトキーボード「HappyHacking Keyboard」シリーズ発売10周年記念特別モデル「HHKB Professional HG」「HHKB Professional HG JAPAN」を、完全オーダーメイドで限定発売すると発表した。
「HHKB Professional HG」シリーズは、ボディ素材にアルミ削り出しフレームを採用した静電容量無接点方式採用のプレミアムキーボード。フレーム剛性をアップさせることで、タイピングの感触を向上。また、アルミ外装の表部分にヘアライン処理、裏面にクロムメッキによる鏡面仕上げを施し、美しく仕上げた。
さらに、上位モデル「HHKB Professional HG JAPAN」には、石川県の輪島塗工房「大徹漆器工房」の協力を得てキートップに「輪島塗」を施し、「ITと伝統工芸の融合」を図った。輪島塗(漆)は、抗菌性・吸湿性・耐久性に優れ、キーボードのキートップにも最適なコーティング技術だという。
キーピッチは19.05mmで、キーレイアウトUNIX配列の60キー。本体には、マウスなどを接続できる2ポートのUSB2.0対応USBハブも装備する。キーボードの傾きは約1度単位で調節可能。セッティング用の六角レンチ、竹製ピンセット、交換用のレッグを専用の木箱に納めて標準添付する。対応機種はUSBポートを搭載したPCとMacintoshシリーズ。
価格は、「HHKB Professional HG」が無刻印モデル、刻印ありの標準モデルともに26万2500円。カラーは白と墨の2色を用意した。「HHKB Professional HG」はキートップが朱金(漆)、無刻印の1モデルのみで52万5000円。
販売台数は、全モデルあわせて限定100台。販売は、同社直販サイト「PFUダイレクト」と、東京・南青山にある筆記具専門店「Pen Boutique 書斎館 Aoyama」と原宿の雑貨店「AssistOn」の計3店で行い、10月12日から受注を開始した。