KDDI、音楽機能を追及したおサイフケータイなどau新端末2機種
KDDIは、携帯電話ブランド「au」の第3世代(3G)携帯電話「CDMA 1X WIN」の新端末「W43K」「W42SA」を10月6日から順次発売すると発表した。8月28日に「EZチャンネルプラス」など新サービスの発表と同時に発売をアナウンスしていたもの。
「W43K」は京セラ製で、音楽配信サービス「au LISTEN MOBILE SERVICE」に対応。サブディスプレイ部には4方向キーとタッチセンサーが一体となった「センサーリングキー」を採用しており、端末を閉じたままダウンロードした音楽ファイルを再生するなどの操作ができる。
音楽機能では、圧縮で失われたデータを取り戻す技術「DBEX」に加え、BBE Sound社の携帯電話用の音質向上技術「BBE M3」を世界で初めて採用し、原音に近い自然でクリアな音質を実現できるようにした。ソニー製の高音質イヤホンとウーファー付き充電台も付属する。音楽の再生時や着信、メール受信などで青色の光が間接照明のように点灯する「リングイルミネーション」機能も備えた。
さらに「おサイフケータイ」機能を搭載し、JCBの携帯クレジット「QUICPay(クイックペイ)」をインストールするほか、JR東日本の「モバイルSuica(スイカ)」にも対応する。センサーリングキーによる「EZ FeliCa」機能のロックとクイック解除機能も備えており、高いセキュリティも確保した。
メインディスプレイにはシャープ製の2.6インチモバイルASV液晶を搭載。サブディスプレイは0.9インチ。カメラは有効131万画素。本体サイズは幅51×高さ100×厚さ24mm、重さは約128gで、外部メモリはmicroSDメモリカードを採用する。カラーはブルーターコイズ、ナイトブラック、シャイニーシルバー。
一方、「W42SA」は、閉じても開いても突起のない「スムースデザイン」を採用した三洋電機製の薄型端末。操作時に爪がヒンジに当たらない設計にすることで、見た目の美しさと操作性も追求した。
テンキー部分にタッチセンサーパッドを配置し、なぞるだけで操作やセキュリティ設定ができる「スムースタッチ機能」を搭載。テンキー上をなぞって文字入力ができる「手書き入力」、暗証番号の代わりに好みの図形をなぞることでロックの設定・解除が可能な「スムース・ロック」、メニューなどのカーソル移動やメール、ウェブ画面のスクロールなどが操作できる「スクロール・タップ」、テンキーに触れるとカメラのオートフォーカスが稼動し、そのまま撮影できる「スムース・オートフォーカス」といった機能が利用できる。
また、文字サイズを大きくして表示する「でか文字」機能と大型キーパッドを搭載。携帯電話の操作が苦手な人でも使いやすい設計にした。待ち受け画面での電池残量表示、アンテナ表示を大きく表示する「でかピクト表示」や、相手の声が聞き取りにくい場所でも良好な通話ができる「でか受話音量」などの機能を装備した。
音楽配信サービス「au LISTEN MOBILE SERVICE」にも対応しており、ソニー製の高音質イヤホンが付属する。カメラは有効198万画素。本体サイズは幅49×高さ99×厚さ19.4mm、重さは約117gで、外部メモリはmicroSDメモリカード。カラーはレガートホワイト、カプリスピンク、アダージョブラック。