ソニー、HD編集を想定しツインユニットを採用した「VAIO」デスクトップPC
ソニーはデスクトップPC「VAIO(バイオ)」で、ハイビジョン映像の編集などでの使用を想定した新シリーズ「type R master」を発表した。店頭販売モデルと、直販サイトや一部店舗で扱う「VAIOオーナーメードモデル」の計6モデルをラインアップ。店頭販売モデルは10月28日に発売、オーナーメードモデルは10月3日から受注を開始した。
「type R master」は、メインユニットとアクセスユニットで構成する「ツインユニット・コンセプト」を採用したデスクトップPC。2つのユニットは付属する約1.8メートルの専用ケーブル1本で接続が可能で、使用環境に合わせて自由にレイアウトできる。CPUにはインテルのデュアルコアCPU「Core 2 Duo」を採用。HDDは4台搭載でき、最大2TB(テラバイト=1000GB)まで拡張できる。
店頭販売モデルは、ブルーレイディスク(BD)ドライブを搭載し、24型ワイド液晶ディスプレイ付属の最上位機種「VGC-RM70DPL4」、DVDスーパーマルチドライブ搭載で19型SXGA液晶ディスプレイ付属の「VGC-RM50L9」、DVDスーパーマルチドライブ搭載でディスプレイ別売りの「VGC-RM50」の3モデル。
テレビチューナーは、「VGC-RM70DPL4」のみアナログ、デジタルそれぞれ1基ずつ内蔵。地上・BS・110度CSデジタルハイビジョン放送の視聴、録画が可能で、録画した番組をハイビジョン画質のまま書き換え型BD「BD-RE」やCPRM対応のDVD-RW/RAMにムーブできる。このほか、VAIOオーナーメードモデルでもBTOでデジタルチューナー搭載を選べる。
ハイビジョン編集用に映像取り込みソフト「DVgate Plus」、動画編集ソフト「Adobe Premiere」、独自のハイビジョン編集技術「VAIO Edit Components」なども搭載した。CPUとHDD容量は、「VGC-RM70DPL4」がCore 2 Duo E6600(2.40GHz)で500GB、「VGC-RM50L9」「VGC-RM50」はCPUがCore 2 Duo E6300(1.86GHz)で400GB。メモリはいずれも標準で1GB搭載する。OSは「VGC-RM70DPL4」がWindows XP Professional、「VGC-RM50L9」「VGC-RM50」はWindows XP Home。
価格はすべてオープン。実勢価格は「VGC-RM70DPL4」が55万円前後、「VGC-RM50L9」が29万円前後、「VGC-RM50」が23万円前後の見込み。
「VAIOオーナーメードモデル」も全3モデルで、直販価格は、アドビシステムズのクリエイティブツール「Adobe Creative Suite Production Studio Standard 日本語版」をセットにした「type R master 発売記念モデル(VGC-RM90CPS)」が26万1800円から、「VGC-RM90PS」が21万1800円から、「VGC-RM90S」が19万1800円から。
あわせて、19型ワイド液晶を搭載したノートPC「VAIO type L」のVAIOオーナーメードモデルでBDドライブが選択可能になったと発表した。