日本SGI、パリの森英恵展でマネキンロボがモデルに起用される
日本SGI(和泉法夫社長)は10月2日、フランス・パリで10月6日?27日に開催されるファッションデザイナー・森英恵さんの展覧会「HANAE MORI RETROSPECTIVE」に、マネキン型ロボット「Palette(パレット)」がモデルとして登場すると発表した。
「Palette」は、フラワー・ロボティクス(松井龍哉代表)が開発したマネキン型ロボット。日本SGIとフラワー・ロボティクスが共同で事業化に取り組んでおり、今回、その一環として「HANAE MORI RETROSPECTIVE」に「Palette」がモデルとしてオートクチュールの蝶のドレスを纏うことになった。
「HANAE MORI RETROSPECTIVE」は、3月に東京で行われた、活動50年の集大成となる森英恵さんの展覧会「森英恵―手で創る」に引き続いて開催されるイベント。21世紀を俯瞰する意味で、マネキンロボットを起用した。
「Palette」は、05年の発表以来、ヨーロッパを中心に世界各国から多くの反響がある。ヨーロッパ初となる今回の展示は、日本が発信する最先端のテクノロジーと森英恵さんの繊細な手仕事を融合させることで、新たな日本の文化を世界に伝える機会にする。
日本SGIとフラワー・ロボティクスでは、マネキン型とジュエリー用のアッパートルソ型「Palette」の2モデルを06年度中に製品化、販売していく計画。