松下、コントラスト比11000:1のフルHD対応液晶プロジェクター

ニュース

2006/09/22 10:27



 松下電器産業は9月21日、11000:1と業界最高のハイコントラストのホームシアター用フルハイビジョン(フルHD)液晶プロジェクター「TH-AE1000」を11月20日に発売すると発表した。価格はオープンで、実勢価格は45万円前後の見込み。

 同社の液晶プロジェクター「カジュアルシアター」の最上位モデル。水平1920×垂直1080画素のフルHD液晶パネルと、そのパネル性能を引き出す新開発の「フルハイビジョン用 高精細・ハイコントラスト投写レンズユニット」を搭載。画質を高めると同時に、明るさ1000ルーメン以上の液晶プロジェクターでは最高のコントラスト比11000:1を実現した。

 画像処理エンジンもフルHD用に新たに開発、最大14ビットのデジタル信号処理で、従来のモデル比で16倍の高い階調表現力を持たせた。微妙な明るさ、色の差といったディテールまで表現できるという。

 また、家庭のシアター環境で画質劣化の要因となる映像ソースの出力機器やケーブル配線による入力信号レベルのバラツキを確認・調整する「波形モニター」機能を搭載。画面上に表示された信号波形を確認しながら、簡単に映像の基準となる黒、白レベルを調整して、プロジェクターの性能を最大限に引き出すことができる。

 さらに、フルHD液晶パネルを採用したプロジェクターでは初の「電動2倍ズームレンズ機能」、従来より可動範囲を拡大した「レンズシフト機能」で設置できる場所を広げた。投写画面サイズは40型-200型。

 本体は高級感あるブラックカラーで、レンズをセンターに配置し、シンメトリーなデザインに仕上げた。別売りのケーブルカバーを装着すればスクエアなデザインにもなる。DVD、AVアンプ、電動スクリーンなどをリモコン1つで操作できる「オールinワンリモコン」が付属。本体サイズは、幅460×高さ130×奥行き300mm、重さは7.2kg。