プロトン、米パラレルズ社のMac OS X向け仮想化ソフトを国内販売
プロトンは9月15日、米パラレルズ社と日本での総代理店契約を締結し、米パラレルズ社が開発した仮想化ソフト「Parallels Desktop for Mac」を11月11日に発売すると発表した。価格は1万8900円。
「Parallels Desktop for Mac」は、仮想化技術を使い、インテル製CPUを搭載した1台のMacintosh上で、「Mac OS X」と「Windows」の2つのOSの同時使用を可能にするソフト。「Mac OS X」を使用しながら、再起動することなく別のOSを起動し、そのまま利用することができる。
ソフトの共有フォルダツールを使うことで、WindowsとMac OS X間で「コピー&ペースト」操作でデータの受け渡しができるほか、両OS間でのファイル共有も可能。Windowsは全画面モードで実行することもできる。
Linuxなど他のOSも実行可能で、複数の「仮想マシン」を同時に実行することができる。各OSに独自のモニタを割り当てるデュアルモニタ機能にも対応した。セットアップはウィザードに沿って簡単に行え、HDD内のパーティション作成は不要。
対応機種は、インテル製CPUを搭載したMac Pro、Mac mini、iMac、MacBook Pro。対応OSはMac OS X 10.4.6以降。Windowsなど仮想マシンのOSは別売り。
プロトンでは、今後も米パラレルズ社のソフトウェアを日本市場向けに販売していく予定。「Parallels Desktop for Mac」では、初年度2万本、2億円の売り上げを見込んでいる。