ペンタックス、手ブレやゴミを防ぐ1020万画素デジタル一眼、12万円前後で

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2006/09/15 16:22



 ペンタックスは1020万画素のCCDを搭載し、手ブレやゴミを防止する機能を備えたデジタル一眼レフカメラ「PENTAX K10D」を10月下旬に発売すると発表した。価格はオープン。実勢価格は12万円前後の見込み。月産で1万3000台を見込む。


 23.5×15.7mmで有効1020万画素のCCDを採用。新開発の画像処理回路「PRIME(プライム)」を搭載。新型メモリを使用することで、CCDの信号、彩度、明るさ、ホワイトバランス、シャープネス、コントラストなどの画像処理能力とデータ転送スピードを向上させた。

 本体内のCCDを水平と垂直方向に磁力で高速駆動することで手ブレを軽減する補正機構「SR(シェイクリダクション)」を装備。約2.5-4段分相当の手ブレ補正効果が得られる。

 また、CCD表面へのゴミの付着を防止するため、CCD表面に特殊なフッ素系物質を使って独自コーティング。「SR」機能と連動させることで、CCDに付着したゴミをふるい落とすこともできる。ふるい落としたゴミは「SR」ユニット下部の粘着シートに吸着させる仕組みで、再付着しないよう配慮した。

 記録媒体はSDメモリーカード、SDHCメモリーカード。モニターには視野角が上下左右140度の2.5型液晶を採用。電源は専用リチウムイオン充電池かACアダプタで、充電池では約500枚の撮影が可能。サイズは幅141.5×高さ101×厚さ70mm、重さが790g。

 同時にデジタル一眼レフカメラ専用の単焦点望遠レンズ「smc PENTAX-DA 70mmF2.4 Limited」も発表した。10月下旬に発売する。価格はオープン。実勢価格は5万円台前半になる見通し。


 焦点距離は70mmで。35ミリフィルム換算で107mm相当の画角で撮影できる。レンズ構成は5群6枚。最短撮影距離は0.7m。新開発の光学システムを採用することで、全長26mm、重さ130gと薄型で軽量化を図った。レンズ鏡筒、フード、キャップにはアルミの削りだし素材を使用し、質感も高めた。