ティアックとナップ、耳の中から音を拾う耳栓型のイヤホンマイク

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2006/09/04 16:16



 ティアック(英裕治社長)とナップエンタープライズ(ナップ、瀬戸信次代表取締役)は9月4日、防音性が高い特殊イヤーパッドと小型のスピーカーとマイクが一体になったイヤホンマイクを9月下旬に発売すると発表した。価格は、無線機用「EM-200-A00/A40」が2万6250円、携帯電話機用「EM-200-B00」が3万4650円。

 ナップが開発し米国特許を取得した技術「inCore(インコア)」を採用し、騒音の中でも使えるのが特徴。これまでの技術では通話ができなかった列車通過時の鉄道ガード下に相当の100dB近い高騒音環境でも快適な通話できる。外からの騒音を遮断した状態でスピーカーから音が聞こえ、同時に声を耳の中から直接拾う。高級補聴器用の高性能スピーカーを搭載。人の声が聞きやすいだけでなく、音楽も臨場感豊かに再生する。

 また、五層構造のイヤーパッドは耳栓がわりにもなり、外部騒音を約30dBカット。このため、小さい音量でも十分に聞こえ、イヤホンによる聴覚障害のリスクも軽減する。なお、携帯電話用には音楽携帯や携帯オーディオプレーヤー用のステレオイヤピースも同梱する。

 ナップが開発、ティアックが量産設計と生産を担当する。日本国内販売はナップが、海外販売はティアックが行う。