アジェンダ、和風デザインを多数収録した年賀状ソフト「宛名職人」の最新版
アジェンダ(松井文也社長)は8月31日、年賀状作成ソフト「宛名職人」の最新版で、Windows用の「宛名職人2007 Premium DVD/CD版」、Macintosh用の「宛名職人Ver.14 DVD/CD版」を10月5日に発売すると発表した。同社のWebサイト「AGEDA Net」で販売する。
Windows版、Mac版とも、印刷機能や、住所録機能などを強化、初心者や年配者でも簡単にすばやく操作できる利便性を高めた。例えば、宛名印刷を開始する前に印刷範囲として送り先の名前を表示する機能を搭載。「同じ宛名を何枚も印刷してしまった」「大事な人が抜けてしまった」などの宛名印刷の失敗を防ぐ。
また、住所登録の際に最新の地名に自動で変換する「旧・新住所変換辞書」を搭載。ExcelやCSV形式のファイル、他のはがき作成ソフトで作成した住所録をコピー&ペーストやドラッグ&ドロップで簡単に読み込める。また、「Excelで作成した住所データを読み込んで、最新の地名に更新をした後、Excelに出力することができるので、SOHOなどビジネス用としても利用することができる」(同社広報)という。
デザイン素材は、ちぎり絵風や渋め・和み系などの和風のイラストや、高品質な写真素材などを多数収録。また市販の年賀状イラスト本に付属するCD-ROMの読み込みにも対応する。読み込んだ素材はイラスト本に記載された番号(ファイル名)を入力するだけで簡単に呼び出し、「宛名職人」でレイアウトすることが可能。
このほか、「宛名職人」を起動したとき表示されるトップメニューのレイアウトを一新し、大きくシンプルなアイコンを採用することで初心者や年配者でも迷わず使えるようにしたほか、これまで手動で行ってきたアップデート作業が自動で行えるようになった。
「宛名職人2007 Premium」のみの機能として、ビジネスユーザーを意識した「宅配便送り状レイアウト」機能を搭載。ヤマト運輸の「クロネコメール便」や日本郵政公社「ゆうパック」など宅配便会社6社、31種類の送り状印刷用レイアウトを収録した。住所録に登録した住所をドットプリンタなどを使って送り状に印刷することができる。
このほか、届いた年賀状などのはがきを画像イメージとしてデジタル管理できるソフト「デジタルはがきファイル」を同時収録した。スキャナや複合機を使い、はがきをデジタル画像として保存したり、検索機能を使って「年別」「名前別」に表示することができる。対応OSはWindows XP/2000/Me/98。
「宛名職人ver.14」のみにDashboard(ダッシュボード)」から「宛名職人mini住所録」を起動し、住所録の表示・閲覧ができるウィジェットを収録。表示される住所録にはSkype用のIDやメールアドレス、URLなども表示し、ウィジェットからSkypeの発信、Eメールの作成などが可能。「Dashboard」は、世界時計・計算機・スティッキーズ(メモ帳)などのちょっとしたアクセサリソフト「ウィジェット」を「F12」を押すだけで呼び出せる機能。対応OSはMac OS X v10.1以降。
価格はWindows版の「宛名職人2007 Premium DVD/CD版」が3780円、ダウンロード版はオープン価格で、実勢価格は2600円前後の見込み。Mac版の「宛名職人ver.14 DVD/CD版」は8190円で、「アップグレードDVD/CD版」は5040円。