ニコン、手ぶれ補正・高感度対応のコンパクトデジタルカメラなど6機種
ニコンは8月24日、コンパクトデジタルカメラ「COOLPIX」シリーズの新製品6機種を9月8日から順次発売すると発表した。価格はすべてオープン。
ラインアップは、手ブレ補正と高感度撮影に対応した「COOLPIX S8」「COOLPIX S7」「COOLPIX S7c」、レンズ部が回転する光学10倍ズームの「COOLPIX S10」、レンズシフト方式の「手ブレ補正(VR)機構」を搭載した「COOLPIX L5」、乾電池対応モデル「COOLPIX L6」。全モデルとも、きれいな顔の人物写真が撮影できる同社独自の「フェイスクリアー機能」を備える。
「COOLPIX S8」は、有効画素数710万画素のCCD、光学3倍ズームレンズ、2.5型液晶モニターを搭載。また、「電子式手ブレ補正(VR)機能」とISO1600までの高感度撮影機能を搭載し、手ブレや被写体ブレを軽減できる。前モデル「S5」「S6」に引き続き、ユニークなスライドショーが楽しめる機能「Pictmotion(ピクトモーション)」も搭載した。カラーはグロスホワイト、グロスブルー、グロスシルバーの3色。
「COOLPIX S7」は、「COOLPIX S8」をベースに3.0型の大型液晶モニターを搭載したモデル。「COOLPIX S7c」は「COOLPIX S7」をベースに、IEEE802.11b/g準拠の「無線LAN(Wi-Fi)通信機能」を搭載し、撮影した画像をワイヤレスでPCなどに転送することができる。また、この無線LAN機能を活用し、PCを使わずにインターネット上に写真をアップできる新サービス「COOLPIX CONNECT」に対応する。
「COOLPIX S10」は、レンズ部が回転するスイバル機構を採用した「S4」の後継機種で、レンズ部の「VRボタン」を押すだけで設定できる「手ブレ補正(VR)機構」や「Pictmotion」などの新機能を多数搭載した。CCDは有効600万画素で、2.5型の液晶モニターを装備する。
「COOLPIX L5」は、有効720万画素のCCDと光学5倍ズームニッコールレンズに、一眼レフカメラ用交換レンズで培ったレンズシフト方式の「手ブレ補正(VR)機構」を搭載。「COOLPIX L6」は、リチウム単3形電池2本で撮影可能コマ数1000コマという世界最長の電池寿命を実現した。CCDは有効600万画素、光学ズームは3倍。カラーはチタンシルバー、ホワイトの2色。
実勢価格と発売日は、「COOLPIX S8」が4万円、「COOLPIX S7」が4万5000円前後の見込みでともに9月22日、「COOLPIX S7c」は5万円前後で9月29日、「COOLPIX S10」は5万円前後で9月15日。「COOLPIX L5」は3万5000円、「COOLPIX L6」は2万5000円前後の見込みで、発売日はともに9月8日。