バンダイとNHN、名作野球ゲーム「ファミスタ」をオンラインゲームに

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2006/08/08 22:29

 バンダイナムコゲームス(石川祝男社長)とNHN Japan(千良鉉社長)は8月8日、都内で発表会を開き、共同開発したオンライン野球ゲーム「プロ野球 ファミスタ オンライン(ファミスタ オンライン)」をNHN Japanのオンラインゲームサイト「ハンゲーム」で提供すると発表した。8月15日にプレオープンサービスを開始する。

 「ファミスタ オンライン」はバンダイナムコゲームスの野球ゲーム「プロ野球ファミリースタジアム(ファミスタ)」シリーズをオンライン化したもの。NHN Japanがオンラインゲームサービスの企画・設計、サーバー開発を、バンダイナムコゲームスがゲーム開発をそれぞれ担当した。

 「ファミスタ オンライン」はハンゲームの登録ユーザーであれば、誰でも遊ぶことができる。基本プレイ料金は無料で、アイテム課金制度を採用する。本サービスの開始は10月の予定。

 オンラインの「対戦モード」と操作方法に慣れるための「1人用モード」がある。オンライン対戦モードでは成績に応じてプレーヤーレベルが上昇し、チーム力が向上していく。誰でも簡単にゲームを楽しめるようコンピュータによる自動守備モードでゲームの難易度を下げることもできる。またコミュニティ機能も搭載する。

 「ファミスタ」シリーズ同様、プロ野球12球団と所属する選手が実名で登場。選手のデザインはポリゴン風だが、選手の特徴が一目で分かるよう、各選手の「容姿」や「ユニフォームの着こなし」「フォームやパフォーマンス」などを再現した。

 登場選手数は、プレオープンサービス期間は各球団20人ずつ計240人。本サービス開始時には各球団50人ずつ計600人に拡充する。またオリジナル球団「ナムコスターズ」とその選手50人も追加する予定。

 また、「ファミスタ オンライン」オリジナルの「カード機能」を搭載。好きな選手のカードを購入すると、集めたカードを組み合わせてオリジナル球団を作ることができる。選手カードやオリジナル球団は保存しておくことも可能。また11月からは試合中に使用できる装備アイテムカードの販売も開始する。

 NHN Japanのゲームアライアンス事業部・事業部長の瓜生貴士氏は「ハンゲームのユーザー層は10-20代が中心だが、20-30代のファミスタファンも獲得し、年内に『ファミスタ オンライン』の登録会員数100万人を目指す」と話し、「ファミスタオンライン」を通じてユーザー層の拡大を図る構え。